朝ドラ「おちょやん」で異彩を放つ「宮澤エマ」 祖父・宮澤元総理とたまごっち秘話

エンタメ 芸能 2020年12月7日掲載

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 後期の朝ドラ「おちょやん」(NHK)が、2カ月遅れでようやくスタートした。11月30日の初回視聴率は18・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)と7作ぶりの20%割れに。さらに2日目以降は17%台と先行きを心配する声もあるが、そんな中にあって、異彩を放つのがヒロイン千代にとって最悪の継母、“ムカつく女”栗子だ。ぱっと見、濱田マリかと思ったら、第78代内閣総理大臣・宮澤喜一氏の孫・宮澤エマ(32)だった。

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 見間違えるのも無理はない。くっきりした顔立ちながら、和服も似合えば、三味線を弾きながら一節語る姿が実に様になっていたからだ。ドラマプロデューサーが言う。

「私も最初気づきませんでした。彼女の本名はラフルアー宮澤エマで、母が宮沢元総理の長女、父がアメリカ人で元外交官。駐日代理大使として日本に赴任したこともあったクリストファー・J・ラフルアー氏という、日米ハーフです。素顔は日本人離れした美人ですが、大正時代が舞台の関西女性を堂々と演じているのですから驚きました」

 何より驚いたのが、すっかり女優になっていたことだと言う。

「彼女が芸能界入りしたのは12年の春でした。当時は、竹下登元首相の孫のDAIGO(42)と共に、“孫タレ”としてまるでコンビのように、『ネプリーグ』(フジテレビ)や『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)などのバラエティに出ていたんですけどね」

バラエティ時代の鉄板ネタ

 彼女の鉄板ネタと言えば、“たまごっち”秘話である。

「96年のクリスマス、8歳の彼女は当時大流行していた“たまごっち”を祖父の元総理にねだったんです。すると、宮澤さんは『一緒に買いに行こう』とSPを引き連れ、2人でキディランドの行列に並んだそうです。原宿の街を歩いて行くと、元首相を見た人々がモーゼの『十戒』のようにザーッと人が避けていく様子を見て、『おじいちゃんってすごい人なんだな』と思ったとか。なかなか体験できないエピソードが面白がられて、テレビでもよく語っていました」

 このエピソードについては、当時「週刊宝石」(97年1月30日号)がわざわざ秘書に取材をしている。すると、あろうことか元総理が直接答えたのだ。

宮沢元首相:孫がね、ウン、クリスマスにほしいってね。朝の8時に行かなくちゃダメだっていうんだが、そんなバカな、10時でいいだろうって、行ったらスゴいんだ、行列がね、ウン。3時ごろに行ったら、もう行列なんかないんだよ。で、しかたないから、ほかのオモチャを買ってね、おじいちゃんとしての役目を果たしたってワケだ。そしたらさ、知人が何かウワサを聞いたんだろうね、送ってくれたんだ。2つもね。孫娘2人もいるからね、小学生と中学生、いやあ喜んでね。これでおじいちゃんの面目が立ったんだ。ウン、よかったな。そういうこと。

 もっとも、このネタだけではバラエティ界で生き残れない。

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