ビジネス系ユーチューバー「竹花貴騎氏」 大炎上が連鎖した背景とは?

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異常なほどプロフを盛るのは詐欺師の手法

 経営を学ぶにあたり、信頼できるかどうかの判断材料は経歴だろう。

 もし竹花氏の経歴が最初から、出身地である「東村山のヤンキー」であったら、彼の発言に価値を見いだし、お金を払ってまでオンラインサロンに入ろうとしただろうか。

 さすがの竹花氏もこの大炎上を鎮火しようとしたのか、ユーチューブ上に釈明の動画をアップした。

 ところが「何でも答える」と言いながら、疑惑の一つ一つについてまともに説明もしない。本気で謝罪している様子も見られない。

 あくまでもこれはアンチたちの炎上商法であり、自分は被害者だという立場を強調しているようだった。

 MUPの受講生たちには今回の事件については説明したようで、彼らは納得したのかもしれない。

 ちなみにツイッターでは竹花氏を援護している人も少なくない。

「そういうやり方もある」「いまが良ければ過去はどうでもいい」「背伸びしたっていいじゃないか」などと、彼の虚飾に賛同する声も多い。第二、第三の竹花氏が現れる土壌がここにあると感じる。

小林秀美
翻訳家

週刊新潮WEB取材班編集

2020年11月3日掲載

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