「石破茂」 派閥会長「電撃辞任」の真相 「新党立ち上げ」の可能性は?

国内 政治

  • ブックマーク

Advertisement

石破さんも自棄になって…

 新党立ち上げや野党との連携模索についてはどうなのか?

「石破さんもそこはもちろん検討してきました。ただ、それなりに大きな塊にならないと自民党とは闘えないという考えですね。だからと言って主義主張・政策の違う立憲民主とは組むことはできない」

「石破さん自身、一旦自民党が下野した時に離党して新進党立ち上げに参加し、その後に自民党に復党した経緯があります。あれから20年以上経つのに、自民党が一番苦しかった時に逃げ出したなどと非難され続けていて、その『失敗』は石破さんにとってもトラウマになっています」

 だから、そう簡単に党を割るという行動には発展しないというわけだ。

 最後に永田町関係者に聞くと、

「石破さんは否定していましたが、水月会、石破派の会長としては、もう自民党総裁を目指さない、正確には目指せないということでしょう。閣僚経験者ら中枢の3人が派を抜けたり、別の派閥へ移る動きを見せています」

「石破さんは総裁選後、メンバーそれぞれと食事をしながら今後のことについて話し合いをしてきました」

「その場では、“なんで出たんだ?”“あれだけ止めたじゃないか”“展望がない中でどう方針を示すんだ?”などと、かなりキツイことを言われたみたいです。表向きは殊勝な物言いをしていますが、石破さんも自棄になって“辞めてやるよ”ってなったと聞いています」

週刊新潮WEB取材班

2020年10月24日掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。