「高齢ドライバー」の親に免許を返納させる具体策
つぼみを模した碑は、交通事故ゼロへの願いを表している。雨が降れば、球体の窪みに水が溜まり、流れ落ちる。それは悲しみの涙を象徴しているという。
今年7月11日、東京・豊島区内の公園で、ある慰霊碑の除幕式が行われた。これは、昨年4月、東池袋の都道で、当時87歳の飯塚幸三被告が運転する車が暴走し、松永真菜さん(31)、莉子ちゃん(3)母子が犠牲になった事故を受けて設置されたもの。被告が通産省工業技術院の元院長であり、逮捕もされなかったことから、“上級国民”というワードが話題になったこの事故をご記憶の読者も少なくないだろう。...