28歳「元ジャニーズ」が緊縛強盗で逮捕された 金八先生にも出演した男の転落人生

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マクドナルドでアルバイトして被害者に弁済

 戻ってきてしばらくは、改心した様子だったという。

「『ちゃんと働いて被害者に弁済したい』と、新大久保駅前のマクドナルドで働き出した。2、3年は真面目にやっていた印象がありますよ。カミューにはちょっと同情すべき点があった。母子家庭だったんですが、ジャニーズ時代の稼ぎのほとんどを母親に吸い取られていたんです。弁済金といっても、数十万円程度だったと思うんですが、そんなお金を用立てる力さえ母親にはなかった」(同)

 だが、ほとぼりが冷めると、

「あちこちに無心しまくるようになりましてね。アイツが厚かましいのは、借りたカネを返していないくせに、『彼女とのデート代が足らないから3万円なんとかならない?』とか、平気で言ってくるんです。やがて、マックも辞めて、歌舞伎町の『ロボットレストラン』でダンサーのバイトをするようになりました。店長に気に入られて、そこそこ給料をもらっていたようですが、アイツは給料日になると後輩を引き連れてクラブで豪遊するんですよ。そのうち借金も嵩み、前借りを繰り返して働きづらくなった」(同)

「最近、稼ぎのいい仕事を始めた」

 その後、建設現場の清掃業に転職したが、

「そこもそんなに続かなかったみたい。つい最近は周囲に『消火器の点検業を始めたが、かなり稼げる』と自慢していたようですが、それが今回の窃盗団だったようです。『持続化給付金をもらえるにはどうしたらいいのか』と聞きまわっていたなんて話も後で聞きました。並行してここ数年は、どこかの芸能事務所に所属し、CMモデルなどのアルバイトもやっていた。本人は芸能界への思いは捨て切れなかったようで、『いつかアメリカでダンスをやるんだ』って嘯(うそぶ)いていましたが、典型的なダメ人間のくせに何言ってやんだと思っていましたよ」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年10月2日掲載

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