“いつまで政治家をやるのか?” と問われた「菅首相」の答えとは?

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二階幹事長の迷言事件「デジタルってなんだ?」

 その一方で、自民党総裁選でいち早く「菅支持」を表明し、「菅首相・総裁」への道筋を作った二階俊博幹事長(81)。

「自身の幹事長留任はもちろん、連帯する森山裕自民党国対委員長もポストに留まり、さらに『万年大臣待機組』と揶揄されていた平沢勝栄さんが復興相として入閣し、武田良太前国家公安委員長も総務相に横滑りと、わが世の春を謳歌しています」

 当然、菅首相の政策に大いに賛同していると思われるが、別の永田町関係者は、

「二階派関係者の集まる席で、二階さんが“デジタルってなんだ?” と言い始めて周囲が驚いたことがありました」

 と、珍場面を明かす。

 さらにこの関係者によると、

「ある会合で、安倍さんはいつまで政治家をやるんだろうという話になって、キングメーカーとして引き続き政界に影響力を及ぼし続けたいタイプだから……とか、再登板を狙ってるから……などといった話が出たことがありました」

「その場にいた菅さんにも出席者が、“いつまで政治家をやるんですか?”と聞いたところ、“首相を辞める時だ”と短く答えたそうです」

「7年8カ月に亘って官房長官をやって、本当に多くの政策課題とか突発的なテロ事件・事故、スキャンダルに遭遇し、それらを解決する中で、“自分はやれる”と自信を深めていったようです」

 確かに色々あった。「モリカケ」のみならず、ISISによる日本人拘束事件、希望の党の突然の結成……。

「もちろん、それに慢心するわけではなく、うまくいかなったことも少なからずあり、今度やった時はこうすれば間違えずに済むという風にも考えてきた。それを首相在任中に全てぶつけて悔いなく官邸を去って政界引退するというのが、現時点での心境ということなんでしょう」

週刊新潮WEB取材班

2020年9月29日掲載

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