「バノン逮捕」があぶり出す「トランプ共和党」の亀裂と「右派ポピュリズム」の限界

国内 政治

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 天国から地獄――。映画のような派手な政治劇を地で行く、トランプ政権元首席戦略官スティーブ・バノン(66)の逮捕と起訴である。

 彼がいなかったらホワイトハウスの主にはなれなかったと言われるドナルド・トランプ米大統領は、

「彼とはもう長く付き合っていない」

 と冷たく突き放した。国境の壁、中国との対決、「ディープ・ステート」潰し、フェイクニュースのレッテル貼りなど、トランプ大統領の多くの戦略・戦術はバノンに負う。選挙戦の逆転を狙って助けを借りたいのが本音かもしれないが、今となっては刑事被告人バノンと距離を置くしかない。...

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