コロナ禍に屈せぬ南三陸町「震災語り部」ホテル(下)津波と命を「伝承する」使命

国内 政治 Foresight 2020年8月14日掲載

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「おかみ会の会員のホテル・旅館も、創業100年どころか200年、400年の間、地元に根付いてさまざまに貢献してきたと思います。私たちの『ホテル観洋』は1972(昭和47)年に開業して半世紀余り。今回のコロナ禍の状況でも、1日もホテルの灯を消しませんでした」

 女将の阿部憲子さん(58)はそう語る。

 それは「地域のライフライン」の役目とともに、もう1つ理由がある。

「被災地のホテルとして、この地に残った者として使命がある」

 と阿部さんは言う。「語り部バス」がその象徴だ。...

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