NEWS23、小川彩佳アナが産休に入って視聴率上昇、局アナの不満はたまるばかり……

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局アナが辞めていく

 3月17日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)に大橋アナが出演した際のことだ。番組では、各局のお局様が話題になった。

大橋:お局様がいるか分からないですけど……TBSアナウンサーの子たちに聞いたのは、なんでTBSを辞めるのかっていうと、帯(番組)が全部外注だから辞めるって言ってましたね。

 確かに最近だけでも、フリーになって大活躍の田中みな実をはじめ、吉田明世、林みなほ、宇垣美里などがTBSを退職し、活躍している。

 もっとも、これも最近だけの話ではないようだ。「週刊新潮」(18年9月6日号)では、TBSで37年、アナウンサーとして活躍した吉川美代子氏が、古巣を嘆いているのだ。

吉川:3次、4次まで(入社)試験があって、私たちはそれをクリアして採用され、頑張ってきたのに、うちの採用試験では早々に落とされてNHKに行った人を連れてきて、メインキャスターに据える。それ、変でしょ? なぜ私たちじゃいけないの?――みんなそう言って、アナウンス部会は荒れましたね。

 民放プロデューサーも言う。

「一頃、TBSは元NHKアナばかりスカウトしていましたからね。『筑紫哲也 NEWS23』時代にの草野満代アナ、その後任の膳場貴子アナもそう。その流れが元テレ朝の小川アナに引き継がれているわけです。『新・情報7DAYS ニュースキャスター』の前身である『ブロードキャスター』も元NHKの久保純子アナでしたね。ちなみにこの番組のメインは元日テレの福留功男アナでした。局アナの不満は根深いでしょう」

 小川アナは、産休に入るに当たっての葛藤を「週刊文春WOMAN」(2020夏号)でこう語っている。

「早く産休に入るべきなのか、このまま出演を続けていてよいのかと自問自答しながら放送に向き合い、産休についての方針を固めてきました」

「昨年9月、TBSの佐々木卓社長が定例会見で、『見ていただく水準として不十分』とまで言っていましたからね。今年はコロナでただでさえ売上が落ちている中、看板番組の『23』があの数字では頭が痛いところでしょう。産休に入った彼女に代わって、メインを若手局アナの山本恵里伽アナが務め視聴率が上がるなんて、異例のことです。これでは小川さんも気が気じゃないでしょうね」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年7月14日掲載

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