新垣結衣と永野芽郁が母娘で“ニコモ”共演、連ドラ「親バカ青春白書」の見どころ

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 8月スタートの日曜ドラマ「親バカ青春白書」(日テレ系)に、新垣結衣(32)と永野芽郁(20)が母娘で共演することになった。主演はムロツヨシ(44)で、新垣はムロ最愛の妻を演じる。実はガッキーと永野はティーン向けのファッション誌『ニコラ』モデル出身で、“ニコモ”の新旧共演も前代未聞のことだろう。

親バカを通り越して…

 ムロツヨシが演じるのは小説家でシングル・ファーザーの小比賀(おびか)太郎。妻の幸子役が新垣結衣なのだが、彼女はすでに亡くなっている。ムロは大学生の娘・さくら(永野芽郁)のことを、文字通り、眼に入れても痛くないほど可愛がっている。

 さくらは女子高育ちで、大学は初めての共学。太郎はそれだけで「悪い虫がつくだろう」と心配し、その結果、娘と同じ大学・同じ学部を目指して合格。父親が娘の同級生になってしまうという、ありそうでない、なさそうでやっぱりない展開だ。

 過剰な束縛と言ってもよいほど、娘のキャンパス・ライフに口を挟む父。ともするとキモい父親ということになるのだろうが、母親をなくした娘のことを父親が愛さないで誰が愛するのか……。そういう前向きな提案が見えてくる。

 親バカといえば、一代で築き上げた会社を純粋培養で育てた子供に譲ったら裏切られたとか、大人になっても小遣いをあげ続けるとか、ネガティブに捉えられがち。もっともこのドラマには、親バカを越えて不惑のオッサンが2度目の大学生活という“青春”を満喫する痛快さがある。

 脚本統括・演出は福田雄一。舞台(「ブラボーカンパニー」座長)やバラエティ(「笑っていとも!」)、ドラマ(「勇者ヨシヒコシリーズ」「今日から俺は!!」)に映画(「銀魂」)などで活躍する鬼才。

 ムロは、午後7時~11時の時間帯を指すプライムタイムの連ドラでは初主演。

〈鬼嫁の旦那役というのは、演じる機会はよくあったのですが、今回は、娘だけを愛する親バカという役柄です。本当に楽しみです。どういう「親バカっぷり」になるかは、福田さんがどういう演出をしてくるかなので、怖さ半面、楽しみ半面です。でも実際、娘と同じ大学に通う親がいたら気持ち悪いですよね。ホームコメディですけど、ホラーかもしれません(笑)〉
 とメッセージを寄せている。

 一方の新垣は、ドラマについては2018年10月期の「獣になれない私たち」(日テレ系)以来の出演となる。多くのCMに日夜登場し、直近でも「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の再放送とエンディングの“恋ダンス”リモート登場で好評を博していたから、1年10カ月というのは、意外な感じがしないでもないが、彼女自身はこう意気込みを語っている。

〈こんな時だからこそ、このようなワクワクする作品に参加できる事をより一層嬉しく思います。福田組、ムロ座長のもと、皆様に笑顔をお届けできるよう、私も微力ながら精一杯頑張ります。ムロさんの奥さんであり、芽郁ちゃんのお母さんになれるなんてとても楽しみです!〉

週刊新潮WEB取材班

2020年6月22日掲載

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