吉村府知事、小池都知事のファッション・チェック、プロはこう見た

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ユリコノマスクのプレゼン力

 その一方で、小池都知事について、この関係者はこう話す。

「国を相手にしながら自身の存在をアピールして、支持率は70%にも迫っている。都知事選の再選を揺るぎないものにした、したたかな感じはなかなかマネできないものでしょう。ただ、吉村フィーバーは相当意識しているようですよ」

 再び、先のスタイリストに解説いただくと、

「小池さんは普段はきれいなツイードジャケットをお召しになっているイメージです。典型的なマダムファッションですね。見せ方がしっかり計算されていて、トータルでプロのアドバイスが入っているはず」

 コロナ禍で、メディアの前に顔を晒す時間が長くなったがゆえの“変化”もあるようで、

「ここ最近、右目の下の部分に肌色のテープを貼って会見に臨んでいるんですよね。一部は剥がれていることもあるので、そこは気を付けていただけたらと思います。それでも小池さんがウマいのはアピール力とプレゼン術。“有事”用のブルゾンを身に着け、普段のファッションが披露できない状態になっても、その代わりと言ってはなんですが、『ユリコノマスク』で話題をさらう。レース生地やイラスト付きなどバリエーションもしっかりあって、選びのセンスがよくて押しつけがましくなく、政策もちゃんと訴えられる。間違いなく、支持率急上昇の一助となっていると思います」

週刊新潮WEB取材班

2020年6月5日掲載

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