プライベートひた隠しは終了? 「キムタク」インスタ開始で“一家コンプリート”

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 5月8日、木村拓哉(47)がインスタグラムのアカウントを開設し、フォロワーは210万を超えている。著名人で、家族全員がインスタで私的な内容を公開するのは世界を見渡してもあまり例がないだろう。ある時までは、プライベートの切り売りを軽蔑してきたはずのキムタクに何が起こったのか。

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エゴサするタイプ

「koki,ちゃんとCocomiちゃん、2人の娘のプロデュースは工藤静香さんかなといわれてきましたが、今回のインスタデビューで、キムタクだったのかなぁと思いました」

 と、芸能関係者。

「キムタク自身、中国版ツイッターにあたるウェイボーには早くから手をつけていて、プライベートな投稿を続けてきました。過去の彼は私的なことは秘匿するタイプでしたから隔世の感がありますけれど、今回改めてインスタで一家が揃うとなるとなかなかインパクトがありますね」

「『ELLE JAPON』の表紙でデビューした直後にブルガリのアンバサダーになったkoki,ちゃん。ディオールのアンバサダーになって『VOGUE JAPAN』の表紙を飾ったCocomiちゃん。その後はインスタで情報を出していくだけで、メディアにはほとんど露出しないというアプローチは共通しており、一貫しています。2人の娘の受け入れられ方を見ながら、反応を足掛かりにし、満を持して自分もインスタデビューをしたという、ラスボス的な印象を受けました」

 その一方で、別の芸能関係者は“別の説”を唱える。

「いやいや、“ガールズ”3人に触発されたんだと見ていますよ」

「もともとインスタをやりたいと思っていたというよりはむしろ、こういう訴え方もあるよねという風に受け入れていったと聞いています。ファミリー揃って著名人がやっているって世界を見てもほぼないんじゃないですかね。当然ネガティブに捉えられる部分もあるし。だからスタートするタイミングを見極めるのは難しかったと思うんですが、Cocomiちゃんが今年の3月にデビューしたこと、そしてこのコロナ禍で巣ごもり生活を余儀なくされたことが背中を押したんじゃないでしょうか」

 家族全員がキムタクをフォローする一方で、自身がフォローしているのは、ジャニーズ事務所が展開する社会貢献活動「Johnnys Smile Up! Project」の公式アカウントのみ。

「奥さんすらフォローしないっていうのはアレ? って思いましたけれど、事務所の最古参と言わないまでも相当な古株になっている中でこのコロナ禍。自分は何ができるのかというのを自問自答したんでしょう。“男気”というんでしょうかね。事務所の中での立場と世の中のためになることはどんどんして行きたいという意思表示とが相まって、インスタデビューにつながったと思います」

 ここに至るまでは長い道のりだった。SMAPの独立騒動の折には、裏切り者のレッテルを貼られ、批判の矢面に立たされ、挙げ句には、東京・六本木にある堺正章プロデュースの焼肉店で開かれた「年越し焼肉会」にキムタクだけが呼ばれず。オートレーサーに転じた森クンこと森且行は遅れて参加したのに……。結果、“キムハブ”忘年会という不名誉なあだ名までいただくことになってしまった。

「日本で一番の悪者くらいに言われて、CMもほぼゼロの状況になりました。本人は割と世間の評価が気になるようで、というか自分をこう見せたいというこだわりがあるんですよ。例えば収録の現場でも、ここはこうだからこうした方がいいのではという提案をよくしていました。嫌味じゃなくて前向きな姿勢からなんですがね。もちろん、ウェブでも自分のことがどう見られているかというエゴサーチをしたりしてきて、後ろ向きな書き込みに気分が落ちたこともしばしばだったそうです」

 そんなどん底時代を切り抜け、

「ソロデビューも果たし、遅れていましたが好評だったドラマ『BG~身辺警護人~』の続編もいよいよ始まる。今はとにかくご機嫌のようです。そういった心情の安定もインスタデビューにつながっているのかもしれません」

週刊新潮WEB取材班

2020年6月1日掲載

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