江頭2:50、YouTubeで明かされる実像、人気の理由は過激なネタだけではなかった…

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 デビュー32年目の個性派お笑い芸人・江頭2:50(54)の人気が俄に高まっている。2月1日に開設したYouTubeチャンネル「エガちゃんねる」の登録者数が4月15日に200万人を突破。「髭男dism」の176万人を超え、「嵐」の277万人を猛追中だ。どこが魅力なのか?

 エガちゃんこと江頭2:50のYouTubeのチャンネル登録者数は4月22日現在、202万人。ほかの芸能人のチャンネル登録者数はというと、米津玄師(29)486万人、佐藤健(31)179万人、星野源(39)103万人、宮迫博之(50)80万5000人、ローラ(30)55万人……。YouTubeの世界に限ると、江頭人気は既に堂々のAクラスなのだ。

 大物YouTuberの証明である「登録者数100万人」は2月1日のチャンネル開設から僅か9日でクリア。開設当日に100万人を突破した「嵐」、3日で達成した佐藤健(31)にはおよばないものの、江頭のスピードはそれに次ぐ。近年まで長らく「嫌いな芸人」の上位にランクされていたのが嘘のよう。

 なぜ、江頭のYouTube動画はウケるのか? 書くまでもないことだが、その理由は面白いから。今のテレビでは見られない世界がそこにはある。しかも江頭の魅力に溢れている。

「オレはコンプライアンスという言葉が大嫌いだ!」(江頭)

 と、絶叫した2月19日の動画では、過激で新しい罰ゲームを考え、自ら実践した。「最近のバラエティーの罰ゲームは手ぬるいんだよ!」(江頭)と憤慨しながら。

 江頭式が発明した新・罰ゲームとは、目出し帽を被り、その帽子と顔の間にゴム風船を挿入し、ポンプで膨らませて割るというもの。確かに斬新で危険な香りがプンプンと漂う。ところが、本人も実践の直前になって震え上がってしまった。

「大丈夫かな…」(江頭)

 この辺が江頭らしさであり、持ち味に違いない。大言壮語するものの、すぐに善良で小心者の素顔が見え隠れする。

 目出し帽の中のゴム風船はどんどん膨らんだ。江頭の頭は巨大化し、まるで空想上の火星人のようになった。そして最後は耳をつんざくほどの音を立てながら破裂。江頭は痛みと恐怖で悶絶し、「こんな危ないことやっちゃダメ…」と力なく漏らすのであった。

 ほかのネタもテレビ界ではNG確実のものばかり。水と圧縮空気によって弾丸のように飛ぶペットボトルロケットを股間で受け止めたり、肛門に筆を挿して書道をしたり、手を使わずにコーラを一気飲みしたり。どれもお上品とは言い難いが、度外れてバカバカしく、笑えるはずだ。

 とはいえ、実はネタより動画の試聴回数が多いのが、江頭の実像の紹介。本人の歌やトークなど。視聴者側がネタより江頭という人間そのものに惹かれている表れと見ていいだろう。

 江頭がブルーハーツの名曲「人にやさしく」をカラオケボックスで歌った2月8日の動画は視聴回数が598万を記録(動画はすべてチャンネル未登録でも視聴可能)。テレビの視聴率は100万人が見ると約1%とされているので、視聴率に換算すると約6%にもなる。つまらないドラマより上だ。

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