「河井案里」捜査の裏に“検事総長の怨念” 敵は安倍官邸

国内 政治 週刊新潮 2020年4月16日号掲載

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 自民党の河井案里参院議員の選挙をめぐる事件は、夫の克行前法相もカネを配ったのがバレて夫婦ともども剣が峰。だがこの捜査の裏に隠された、検察トップの怨念をご存じか。

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 目下、捜査は着々と進んでいるかに見える。その概要を司法記者に解説願おう。

「今年1月に捜査に着手した広島地検は、先月末、運動員買収で案里議員の秘書らを起訴しました。さらに地元広島の首長や県議、市議は、“克行前法相からもカネを受け取った”との声を上げています。連座制の適用で案里議員が失職するかどうかはともかく、夫婦揃って買収の疑いで起訴される可能性も出てきました」

 当然の流れとはいえ、

「ある検察関係者が言うには、“通常なら国会が閉じる6月に着手すべき案件。なぜ強引に進めたのか”。河井夫妻の家宅捜索は国会召集のわずか5日前でした。この捜査開始は、実は稲田伸夫検事総長(63)のゴリ押しだったのです」

 これには、安倍官邸の意向が大きく影響していて、

「官邸は、政権に近い黒川弘務東京高検検事長(63)を総長に抜擢すべく、1月に彼の定年延長を閣議決定しました。その決定前、昨年末の時点で、官邸は稲田さんに通例2年の任期を半年残して退くよう迫った。それに激怒し、抗う形で稲田さんは河井夫妻の捜査に着手したわけですよ」

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