コロナ禍で大流行「オンラインMTG」天国と地獄 “えっ62%もコストダウン!?”

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62%コストダウンに成功!

 2019年労働時間等実態調査集計結果(一般社団法人 日本経済団体連合会)によれば、一般労働者の年間総実労働時間は1998時間(2018年)です。その20-30%ですから、約400-600時間の移動を抑えることができるのがオンライン会議ということになります。

 年収500万円の方の時給で計算すれば、通常2000時間労働として時給2500円ですが、オンライン会議を駆使すれば、労働時間は1600時間に短縮されると仮定し、なんと時給3125円つまり1.25倍になる計算です。

 つまり、オンライン会議スキルを搭載するだけで、25%時給もしくは生産性がUP!!! これはやるしかありません。そしてご自身だけでなく、周囲の皆様やお客様にもオンライン会議スキルを装着していただき、皆で移動工数を減らせば全ての人が25%時給UPという着地になります。経済への貢献度も一定量あると認定してよいかと思います。

 では、どうやって地獄から抜け出すのか?

 9つの罠の内、どれから着手するのか?についてです。

 実は、解決してほしい項目か1~9の順に並べてあります。そうです、オンライン会議天国への道の「一丁目一番地」はツールの選択です(ネットワーク環境があまりにも脆弱な方はそこもテコ入れ必要ですが)。コスト投下していただいても全くムダにはなりません。ぜひ良いものを使いましょう。

 このコストの投資対効果ですが、年間の移動交通費と比べてみてください。会社への通勤交通費が月間3万円として年間36万円。これに顧客訪問におけるコストを月間2万円と試算して年間24万円。1名あたり仮に60万円が必要になっています。

 社員100名だとすると60万円×100名=年間6000万円必要なところ、これがもしオンラインMTGならば、ツール代が1名あたり年間3万円だとして……
A:オンラインMTGツール代3万円×100名=300万円
B:とはいえ必要な移動交通費年間20万円×100名=2000万円

 A+B=合計2300万円! ということで約62%のコストダウンに成功!というわけです。企業規模にもよりますが、当然利益にもインパクトを出せるかもしれません。

 この記事をご覧になった社長様、経営者様、社員の皆様。騙されたと思って、オンラインMTGツール環境整備とスキル装着は全社員にやってあげてください。アフターコロナの世界観で一気に巻き返しできるかどうかの1つの基準になるかと思います。

 社員の皆様は経営ボードの方々に是非働きかけてみてください! 利益インパクトを出しながら、社員の働き方改革してみませんか?と。

 ちなみに私のコンサル先では自社のオンラインMTG使いこなしは勿論のこと、コンサル先のその先のお客様企業に対しても、オンラインMTG化を促進してあげて「“あなた達のおかげで私達はオンラインMTG取り入れることができたよ、ありがとう!”と言われる立場を取れるよう働きかけてください」とお願いしております。

 ピンチはチャンス。大変と書いて“大きく変わる”。よく言われることですがぜひトライしてみましょう! ということでやたらと数字化する可視化屋Kでした!

可視化屋K
42歳、横浜市在住。リクルート社に14年勤務後、ベンチャー2社を経て独立。BtoBの営業組織専門コンサルティング業を営む。独自の文字や数字をやたらと図にする可視化スキルを活かし「可視化屋」として活動中。日本を代表する有名企業様から数名の会社様まで幅広くお手伝い。人生30000日82年。全ての出会いに感謝をモットーとする。ホームページは無く、あくまで暗躍志向。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年4月9日掲載

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