“帝国”オスカープロモーション崩壊へ 創業者と「渦中の娘婿」の言い分

エンタメ 週刊新潮 2020年4月2日号掲載

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「米倉涼子」退所を招いたオスカー創業者の娘婿(2/2)

 忽那汐里(くつなしおり)に岡田結実(ゆい)、そしてついには米倉涼子まで……。退所者が続く「オスカープロモーション」だが、社員もまた、退社の道を選ぶケースが多いという。大量退社の背景には、オスカーの古賀誠一会長(80)の娘婿で専務の堀和顯(かずあき)氏(49)の存在があると囁かれている。昨秋には、堀専務によって疑いをかけられた古賀氏の秘書が事務所を去ったともいわれ……。

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 当の古賀氏を直撃した。

――退社を選ぶ社員が続出しているのは堀専務のパワハラが原因ではないのでしょうか?

「僕は会社をクリーンにしたいと思っている。この業界は経費に甘いところがあって、それはよろしくないと僕は感じてきました。例えば経費の使い方がいい加減だったのを適正にしていく。財務を担当する堀くんはそれを丁寧に遂行しているだけなんです。代わりに、これまでつかなかった休日出勤手当や残業代が今はつく。働き方改革の一環です」

 古賀氏に近い関係者が後を受けるようにして、

「堀さんが最初から役員として入ったのは娘婿だから。“経営センスはある。でも、将来の社長に堀くんをとは考えていない。僕はまだ80(歳)。あと20年、100まで大丈夫だ”と古賀さんは言っています」

 もっとも、さる芸能関係者はこう打ち明ける。

「3月半ばのことですが、古賀氏は“米倉、辞めるかもしれないなぁ”とこぼしていたことがありました。これだけの大量退社は異常事態で、米倉の言葉は社長にも届いているはず。事務所の瓦解を防ぐためには、会長になっても院政を敷き続けるしかないんでしょう」

 獅子身中の虫とまで言われる当の堀専務にも聞くと、

「デジタル・企画制作部門の担当役員だった際に、私の部署に来た社員の多くは、他の部署の上長らが手を焼いていた方でした。彼らの勤務態度を注意したことはあります。それが気に食わなかったのか、“前の部署が良い”と語る者もいました。前の部署の取締役と相談したりもしましたが、その取締役も“要らない”と。結果、辞表を出してくる方が出たということです。また、芸能事務所といえども、クライアントに対してタレントのイベント出演料や制作代を請求する必要があります。それを口約束で済ますのではなく、“メールで文面を残して欲しい”と私は指摘したこともありましたが、その方は退社を選ばれました」

 それから宣伝部の取締役となったが、僅か3カ月で交代と相成った。

「原因は、私と現場の人間との感覚の乖離ですかね。宣伝部の仕事は、“社長が売り出すと決めたタレントの宣伝”と“既に売れている所属タレントの宣伝”。しかし、“自分の好みのタレントを推す”社員がいたんです。“それは、宣伝部の仕事として違うんじゃないの”とは言いました。そうした衝突はありましたが、パワハラはなかったと思います」

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