「東出昌大」不倫会見、なぜあの時期? 裏にあった“要請”

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 語るに落ちるを地でいく会見だった。女優の杏(33)の夫で俳優の東出昌大(32)が、唐田えりか(22)との不倫発覚後、初めて公の場に登場。〈唐田と杏のどちらが好き?〉と記者から聞かれ、〈心の内を話すと妻を傷つける〉と暗に唐田への未練を口にするなど、謝罪会見と思えない体たらくだった。

 会見に臨んだ芸能リポーターの川内天子(のりこ)氏に聞けば、

「声が常に同じトーンで妙に落ち着いていて、感情が欠落しているようでした。想定問答を練習してきて、それを再現しているだけみたい。ほとんどの質問に答えなかったのは、いまだに杏さんと十分に話せていないからでしょう」

 直接話し合う機会は会見までに1度だけ、1時間ほどで終わったという。

「東出氏は直接会えた事実を作れればよかったし、杏さんも彼の気持ちを語らせる時間を与えなかった。会見中も“自分では何も決められない”という諦めの境地にいるようでした。杏さんは会見の内容に失望し、弁護士を立てての話し合いに移行しています」(同)

 なぜこのような時期に会見を開いたのか不思議だが、

「彼はあの日に会見するしかなかったんですよ」

 とは、映画業界関係者。

「東出は、5月公開の映画『コンフィデンスマンJP』に出演します。試写会などが4月から始まりますが、配給会社の東宝が東出サイドに対し『関係者に迷惑が掛からないよう、宣伝開始までにコトを解決させてほしい』と要請。1月クールで主演を務めたドラマ制作者側からも、撮影終了まで発言を禁じられていた。つまり時期として他に選択肢がなかったんです。質問にほとんど答えない無気力さは、自ら会見を開いたんじゃないという抵抗の意思の表れだったのかも」

 愛する家族も仕事も失いかけている東出。もはやまな板の上の鯉となるほかないのだろう。

週刊新潮 2020年4月2日号掲載

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