上戸彩が「半沢直樹」に時短出演 退所者つづく事務所の支えに

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破格の待遇

 上戸も2012年、EXILEのHIROと結婚し、オスカーに一難をもたらしたのだったが、

「実は、それでも上戸はずっと、オスカーの稼ぎ頭のはずですよ」

 と明かすのは、TBS関係者である。

「ドラマへの出演が多い米倉が稼いでいるように見えますが、彼女はCMが去年も5本と少なく、年間売上は3億円くらい。一方、上戸はCMが多く、最盛期は売上が10億円ほどで、昨年もCMは8本あり、稼ぎはさほど減っていない。彼女はそれだけ数字を持っている女優なんです」

 だからこそ、今回もTBSは三顧の礼で、上戸に出演を依頼したのだという。

「7年前、当初オスカーは、上戸を『半沢直樹』に出すのを渋ったんです。しかし、主役の堺雅人だけではインパクトに欠けるので、TBSのトップと堺が所属する田辺エージェンシーの社長が頭を下げ、オスカー側も“基本は主役しか受けないが、ヒロインだからいいでしょう”となりました」

 今回はどうだったのか。

「『半沢』の再開に7年もかかったのは、田辺エージェンシー側が、堺に半沢色が付きすぎるのを嫌ったから。でも、ここまで間が空くと視聴率は落ちる。だからこそ、数字がとれる上戸がどうしても欲しく、破格の時短待遇でお願いしました。子育てが忙しいので、撮影は週1回、緑山スタジオで拘束5時間前後、実働3~4時間ほどで、ギャラは放送1回につき400万円前後。米倉がフル稼働で450万円ほどなので、かなりいい」

 少ない実働で、出番は少なくともしっかり稼ぎ、事務所を支える。日本一効率的に稼ぐママ、か。

週刊新潮 2020年3月26日号掲載

ワイド特集「『ペスト』に学べ」より

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