人間・ムヒカのさまざまな側面を描き出す

国内 社会

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 2012年6月20日、ブラジル・リオデジャネイロ。この日から3日間の日程で「国連持続可能な開発会議(RIO+20)」が開催された。188カ国3オブザーバーの97名の首脳と、多数の閣僚級を含む約3万人が参加した、最大級の国際会議だった。

 その日最後に登壇したのは、南米ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領(当時)だった。席もまばらな会議場で始まった、10分ほどのスピーチ。

 だがその内容は、世界にはびこる行き過ぎた「消費至上主義」に対する批判、“発展イコール幸福”という「観念」の否定、今人類に突き付けられている環境や貧困などの問題は政治が解決するべきだ、といった刺激的な内容に満ち満ちていた。...

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