丸9年の「3.11」――変貌する古里「飯舘村長泥」のいま

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 晴れた日には青く太平洋が見える、阿武隈山地の標高約550メートルの峠道(国道399号)。

 2月18日、車で向かった福島県飯舘村長泥への道は雪に覆われていた。

 東京電力福島第1原子力発電所(双葉町・大熊町)と地理的に近く、2011年3月の同原発事故によって村内で唯一、放射線量が年間20ミリシーベルトを超える、と指定された帰還困難区域。

 東日本大震災と原発事故から丸9年を迎えた現在も、地区への出入りを制限する緑色のバリケードが立つ。行政区長の鴫原良友さん(69)に同行させてもらい、その現状を取材した。...

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