新型コロナの脅威は総理官邸にも… 番記者が感染危機、官僚に亀裂

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 米国発の訴訟リスクを抱える日本政府だが、それ以前にすでに内部から蝕(むしば)まれていた。権力の中枢にウイルスの魔の手が忍び寄り、「亀裂」まで生じていたのだ。

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〈埼玉県に住むハイヤー運転手の60代男性で、今月7日以降に都内で二つの医療機関を受診。13日に肺炎と診断されて別の医療機関に救急搬送され、16日に陽性と判明した〉

 2月16日、共同通信はこう報じた。陽性患者が増え続けているのはもはや日常の光景となっている。このニュースもそのひとつであり、一見すると特別性は感じられない。...

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