【新型コロナ】東京五輪中止を“賭けの対象”にする海外のブックメーカー で、気になる賭け率は?

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「全世界の70%が感染」説も

 欧米メディアに詳しいジャーナリストは、「日本人がイメージしているより、欧米メディアは中止の論調が強いです」と指摘する。

「先日、英国の経済紙フィナンシャル・タイムズの週末版が発行されたのですが、『新型コロナにイギリス国民の80%が感染し、死者は50万人に達する』というイギリス政府の予測をすっぱ抜き、大きな衝撃を与えています。この記事でアメリカ・ハーバード大の専門家は実名でコメントし、『多くの感染者は症状が出ないだろう』とした上で、『全世界の人口の40~70%は感染する』との予測を示しました。ニューズウィークやフィナンシャル・タイムズだけでなく、ワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズも五輪中止の選択肢について報じ始めました」

 パティパワー社の公式サイトには東京オリンピックの専門ページが開設されている。賭けの対象は「2020年7月24日、2020年オリンピックの開会式は実施されるか?」だ。

 3月1日現在、「実施されない」のオッズは約1・67倍。これに対し「実施される」は2・10倍となっている。

週刊新潮WEB取材班

2020年3月3日掲載

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