芳村真理、84歳で芸能事務所入り「高齢者のトップランナーとして迎えられました」

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 人生100年時代の旗振り役となりそうだ。

 今月11日、女優の芳村真理が84歳にして初めて芸能事務所入りをしたことが発表された。

「気心知れた生島君にお願いしたいの! と電話をいただきまして」

 そう語るのは、所属事務所会長でフリーアナウンサーの生島ヒロシ(69)。

「ご自身で車の運転をするほど足腰もお達者で、美貌も保たれている。同世代の方々に元気を与えてくだされば、と快諾しました」

 芳村本人に事務所所属のキッカケを聞けば、

「夫が一昨年末に亡くなって、見る景色すべてに色がなくなり、何もやる気が出ない日々を送っていました。一周忌が済んで少しずつ元気が出始めた時に、生島さんのフェイスブックの投稿を見たら本当に精力的に活動されていて。85歳を一つの区切りと思って、人生の仕切り直しを彼にお願いしようと思ったんです」

 2人は芳村が総合司会を務めていた人気番組「料理天国」(TBS系)で共演して以来40年近い付き合い。戦時中、芳村の疎開先が生島の生まれた宮城県だったりと何かと縁が深かった。

 今後の展望は広がるばかりのようで、

「生島さんが『高齢者のトップランナーとしてお迎えします』と言ってくださったので、いろんなことに挑戦しようと思っています。講演活動もしたいですし、ファッションモデルという私のキャリアの原点に戻って、モデルの仕事もしたい。何歳になっても振り返ってもらえるようなエレガントさを男女ともに追求するべきだと思うのよ」(同)

 最初の「仕事」は、自身の健康チェックだったが、脳を検査した医者が驚くほどの健康で若々しい脳だったと嬉しそうに語る。

「100歳は私にとっては通過点でしかありません。主人とあの世で会うのはまだしばらく先にして、やるべきことをすべてやり切ろうと思います。皆さんも私と一緒に魅力的な人生を送りませんか」(同)

 幾十年先まで続く、これからの活躍が楽しみだ。

週刊新潮 2020年2月27日号掲載

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