ナイツ塙が一切ボケない! 母校「創価大学」の受験者増にTV番組を使い貢献

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人間主義

 この番組を観て、

「びっくりしちゃったわよ。週刊新潮さんが取り上げるんじゃないかな、と心配していたところでした」

 と、語るのは塙の母親・由美子さん。

「息子は年末、家族と一緒に帰省しにきましたけど、仕事や学会の話はしないので何も知りませんでした。でも嬉しかったですよ。あの映像を見て学校の雰囲気に興味を持って入りたくなる人もいたでしょうし、子どもを入学させている地方の保護者の方々も安心したでしょうからね」

 受験シーズンのタイミングでの放送が、受験者増に貢献した可能性を素直に喜んでいるご様子だ。

 創価大6期生でもあるジャーナリストの乙骨正生氏は、背景をこう読み解く。

「私の時代には、東大に受かっても『創価大に行って池田先生の直弟子になる』という無茶苦茶な学生もいました。今は学会の勢力が弱まり、特に若年層からなる未来部で信者数が激減している。今年で池田大作名誉会長が表に出なくなって早10年。組織が疲弊している中で、非学会員の若者を大学に呼び込むことが急務です。駅伝部や野球部の強化、そして今回の番組もその危機感の現れでしょう」

 一方で、ポジティブな変化を感じているのは、先の塙の母親だ。

「昔は創価学会っていうと色々あったけど、今はもうオープンで芸能人もスポーツ選手も学者さんも、どこにでも学会員はいます。何しろ人間主義でね、全世界192カ国・地域の人たちが平和を求めて、一人一人に仏性があって。だからこれから学会は伸びていくと思いますよ。だって、全世界の平和を目指している団体ですもの。あなた、お住まいは? ご結婚されてるの? 年齢は?……」

 と、突如始まる質問攻め。学会が直面する現状を笑いには昇華できなかったナイツの2人。組織復興のカギが“ヤホー”で見つかればいいんだけどね。

週刊新潮 2020年1月30日号掲載

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