井上真央、露出減でもインタビューが「創価学会雑誌」に載ったワケ

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「祖母の代から」

 一般には馴染みが薄いだろうこの雑誌は、第三文明社、すなわち創価学会系の出版社から発行されている。

 ジャーナリストの乙骨正生氏によれば、

「『灯台』は主に小中高の教員が所属する教育部向けに作られました。教員は生徒の個人情報を知る立場にあるので、かつては組織から重宝がられていたのです。その方たちを読者対象に創刊したのがこの雑誌というわけです」

 今は子育てや教育についての記事が多いが、インタビューが掲載された理由は、

「彼女は祖母の代からの創価学会員で井上本人も母親も熱心に信仰しているからです」(学会ウオッチャー)

 所属事務所は、

「どの媒体の取材を受けるかは、都度検討しています」

 と回答するが、乙骨氏は学会サイドの意図をこう解説する。

「公明党の比例票は2005年の衆院選で898万票を獲得して以降、今では250万票も減らしている。少しでも組織の雑誌が読まれ、若者にアピールするため、目玉企画として女優の井上さんに登場してもらったのでしょう」

 学会に協力したい井上本人にとっても渡りに船。かたや創価高校出身で熱心な信者として知られる石原さとみは近年、そうした媒体に出ることは少ない。

「石原さんはこの5年で5本の民放連ドラに主演。人気になるにしたがい、学会系メディアに出ることで色がつき、逆に足枷になります。事務所の力が強いから、彼女が許可を求めても許しません」(先のデスク)

“灯台”に照らされて浮かび上がる明と暗だろか。

週刊新潮 2020年1月23日号掲載

ワイド特集「ガラスの人間動物園」より

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