GL敗退の屈辱、疑問だらけの森保采配に解任の声と国内組の限界、だから言わんこっちゃない

スポーツ 2020年1月14日掲載

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田嶋JFA会長にも怒りの声

 サウジアラビアに1-2、そしてシリアにも1-2で敗れ、早々にグループリーグ敗退が決まったU-23アジア選手権2020。今大会に救いがあるとすれば、「東京五輪でなくて本当によかった」の1点しかない。

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 中東勢相手にいいところなく敗れたのは、Jリーグ誕生以前、まだ日本サッカーが暗黒の1980年代まで遡る。この結果に森保一監督(51)の解任論が報道され始めたのはご存知の通りだ。

 例えば1月13日、YAHOO!ニュースのトピックスには、デイリースポーツの「田嶋会長、森保監督に五輪を任せるか明言せず『技術委員会が判断して話し合いを』」が掲載された。同日の正午を過ぎた段階でコメント欄は2000件を超えている。

 とはいえ、森保監督を解任したところで適任者はいない。混乱を招くのは目に見えている。候補者としては、昨年は国内組を率いてトゥーロン国際大会で初の準優勝を果たし、アウェーでブラジルに勝った横内昭展監督代行・コーチ(52)くらいだろう。

 果たして田嶋幸三JFA会長(62)や関塚隆技術委員長(59)は、どのような決断を下すのか。続投にしろ、解任にしろ、今大会の結果について彼らに説明責任が求められるのは言うまでもない。そして少なくともネット上では、相当数のサッカーファンが「説明責任を果たしていない」と怒っているのは間違いのない事実だ。

 シリア戦とサウジ戦に敗北したのは、全て森保監督の采配が原因かと言えば、もちろんそんなことはない。選手の責任も相当に大きい。特に、この2試合では国内組に共通の弱点を露呈したと言えるのではないだろうか。

 まずシリア戦。先制点は前半開始早々の5分、カウンターからバラカト(22)にドリブル突破を許した。これを渡辺剛(22)[FC東京]がCKに逃れた。

 だが、このCKから日本はVARの結果、PKを取られてしまう。ゴール前の浮き球をクリアしようとした町田浩樹(22)[鹿島アントラーズ]が、アルナウト(23)の顔面を蹴ってしまったのだ。

 もちろん町田のプレーは故意ではなく、体が自然に反応したのだろう。とはいえ、あれだけ足を高く上げてしまっては、接触プレーでは危険なプレーと見なされて反則を取られても仕方がない。

 サウジ戦でもVARの結果、日本が失点を許した場面があった。後半43分の決勝点は、古賀太陽(21)[柏レイソル]のバックパスのミスからピンチを招き、VAR判定の結果、岡崎慎(21)[清水エスパルス]の反則としてPKから決められた。

 古賀のバックパスは、岡崎かGK大迫敬介(20)[サンフレッチェ広島]のどちらに出したのか中途半端だったし、パススピードも遅かった。恐らく脳が酸欠状態で正常な判断ができなかったのだろう。あの状況では、距離のあるGKに速くて強いパスを出すのがセオリーだからだ。

 それにしても、ペナルティエリア内でのプレーは、例え主審が見逃したとしてもVAR判定が入る時代だ。J1リーグも今シーズンから導入されるが、日本の選手はVAR判定に関してあまりにも“無防備”だったと言わざるを得ない。

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