TBS上層部は頭を抱えている……志らく「グッとラック!」を止めるに止められぬ事情

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「数字(視聴率)を見て一喜一憂するのは上層部に任せたい」

 今年9月、立川志らく(56)は「グッとラック!」(TBS系)のMCに抜擢された際、こう語っていた。その言葉通り、今、TBSの上層部では、毎週、あまりの数字の低さが議題に上がっているという。もはや打ち切り確定、かと思えば、そう簡単にはいかないという声もあるとか――。

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 デイリー新潮「夏目三久『あさチャン!』が大ピンチ 半沢直樹と志らくのおかげで危機感ナシ!?」(12月23日配信)では、TBSのノンプライム帯(6:00~19:00と23:00~24:00)が、テレ東よりも下の5位にまで落ち込んでいることを報じた。

 平日のこの時間帯には、「あさチャン!」(5:25~8:00)、「グッとラック!」(8:00~10:25)、「ひるおび!」(10:25~13:55)、「ゴゴスマ」(13:55~15:49)、「Nスタ」(15:49~19:00)、そして夜は「news23」(23:00~)が放送されている。

 好調なのは「ひるおび!」くらいだ。昨年度(2018年度)は同時間帯の平均視聴率で8年連続首位を記録した。TBS関係者は言う。

「デイリー新潮はこの秋以降、『グッとラック!』に引きずられるように『あさチャン!』の視聴率が低下していることを記事にしていましたが、どうやら『ひるおび!』の視聴者も他局の情報番組に流れて行っているようなんです。やはり『グッとラック!』のせいで……」

 前番組の低視聴率が後番組に響くというのはよく聞くが、

「朝の情報番組は、その傾向がさらに強いんです。なかでも『グッとラック!』など8時以降の番組を視聴しているのは、お年寄り以外は、子供を学校や幼稚園に送り出して家に残っている主婦層が大半です。それも家事をしながら見ているわけで、じっくりと見ているわけじゃない。ラジオのように耳を傾けながらも、家事から手を休めてフッと顔を上げたときに、MCのイケメンアナやアイドルが笑顔を見せてくれるのがいいわけです。目の保養にもなりますからね。そして昼間の番組は、さらに“ながら見”の傾向が強くなる。ですから、チャンネルを回すことなく、そのまま同じ局の番組が流れることになるんです」(同・TBS関係者)

 早い時間帯で数字を取れば、そのまま数字が取れるということか。

「以前の『ビビット』はジャニーズファンの主婦層が見ていました。TOKIOの国分太一(45)がMCで、毎日、笑顔で出演していたわけですから。それが『ひるおび!』に繋がった。もちろん『ビビット』は、視聴率がそれほどよくなかったので打ち切ったわけですが、後継の『グッとラック!』ほどひどくはなかった。国分と志らくを較べようもありませんが、まるでキャラが違います。志らくの売りは毒舌で、ルックスも正直言ってよくない。『ビビット』を見ていた主婦層は、爽やかイケメンMCの羽鳥慎一(48)の『モーニングショー』(テレビ朝日系)に流れているようです。先日、『モーニングショー』は10%超えを記録しましたからね。その一方で『グッとラック!』は1・6%なんて空前の低視聴率を記録している。その後の『ひるおび!』にも志らくは出演しているわけですから、『ひるおび!』にまで影響が出たということです」(同)

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