「不妊治療」中国人患者受け入れが日本の医療を救う 医療崩壊(30)

国内 社会 Foresight 2019年12月9日掲載

  • ブックマーク

「日本で男女の産み分けができる産婦人科医を紹介して貰えないでしょうか。御礼は支払います」

 知人の中国人女性から相談を受けた。この女性は、生殖医療を希望する中国人カップルを海外の医療機関に斡旋することを生業としている。その中には日本の医療機関も含まれる。

 中国では不妊治療を求めるカップルが激増している。きっかけは2015年10月に中国で「1人っ子政策」が解除されたことだ。

 1979年に導入されたこの制度は、中国に急速な高齢化をもたらした。2015年に15.2%だった60歳以上の割合は、2050年には36.5%に達する。...

記事全文を読む