沢尻エリカ代役に超大穴の「川口春奈」 期待と不安が交錯するウラ事情

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中日スポーツは「剛力彩芽」説

 同じ20日の夜には中日スポーツと東京中日スポーツの公式サイトが「大河ドラマ出演者に薬物検査検討とNHK側。沢尻容疑者代役に蒼井優や柴咲コウ、剛力彩芽ら浮上か」との記事を掲載した。こちらは文中で蒼井優、柴咲コウ(38)、剛力彩芽(27)、のん(26)の名前を列挙した。

 最後にご紹介するのは、サンスポの電子版。21日にアップされた「沢尻エリカ容疑者の代役絞られた…帰蝶役に貫地谷しほり、水川あさみ、満島ひかりら5人前後に」の記事だ。

 ご覧の通り、見出しには「5人前後」とある。ところが実際に読み進めると、上に書かれている貫地谷しほり(33)、水川あさみ(36)、満島ひかり(33)の3人しか名前が出ていない。

 この他にもネットメディアなどが多くの記事を掲載していたが、こうした芸能メディアによる“新聞辞令”は全て外れたわけだ。民放キー局でドラマの制作に携わるスタッフは「私の予想も外れました」と苦笑する。

「剛力さんと菜々緒さん(31)という大穴2人を予想していました。ところが、更に大穴、競馬で言えば万馬券クラスの川口さんだとは思ってもみませんでしたね。もっとも、スポーツ紙の報道に違和感を覚えていたのは事実です。例えば多くの社が『スケジュールを確保するのが大変』と書いていましたが、実際は、役者のスケジュールというものは意外に余裕があります。代役を依頼するのが大変な理由は、全く別にあります」

 このスタッフ氏によると、梅沢富美男(69)が「ミヤネ屋」(読売テレビ制作/日本テレビ系列・月~金・13:55)で指摘したことが「当を得ている」という。それは「代役を受ける役者などいません」という発言だ。

「スケジュールは空いていても、代役はプライドが許さないというのが役者です。事務所にとっても、メリットよりデメリットの方が大きい。スケジュール調整などで、関係各位に頭を下げて回ります。そんな苦労を背負い込んでも、世間からは“よっぽど仕事がなかったんだな”と誤解されることも少なくありません。場合によってはイメージダウンにつながりかねず、仕事が減る可能性もあります」

 スタッフ氏が剛力と菜々緒を予想したのも、プロの経験に基づいた根拠があった。前澤友作氏と破局したばかりの剛力のスケジュールが空いているのは言うまでもない。現時点でのイメージも決して良くはない。代役を引き受けることはプラスでしかないというのだ。

 菜々緒の場合は「親会社の不祥事を、子会社がカバーする」という意味から予想したという。

「沢尻容疑者は2010年、スペインで個人事務所を設立。11年にエイベックス・マネジメントと業務委託契約を結んでいます。エイベックスのCEOである松浦勝人氏(55)との親交も有名です。つまり沢尻容疑者の逮捕は、エイベックスグループの不祥事と言えます。そしてエイベックスは業界で強引なマネジメントが目立ち、対立している事務所が少なくありません。苦境を助けようとする人は少ないはずなんです」(同)

 菜々緒の所属事務所はプラチナムプロダクション。同社はエイベックスグループに属している。つまり親会社のピンチを助ける“必然性”があるという。

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