ポスト「水ト」に急浮上 日テレ新人「河出奈都美アナ」が持つ人気アナの三要素

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素質は十分

 研修が続くなか、彼女に朝の情報番組「ZIP!」のピンチヒッターという仕事が回ってくる。桝太一アナ(38)の隣に立って、天気予報のアナウンスである。本番後、不用意に目を動かしたことについて、桝アナからの指導が入る。

桝アナ:タリー(カメラが撮影中であることを表示するライト)が見えていない。アナウンサーは間接視野がすごく大事。動くものを目で追わないテクニックがアナウンサーには重要だからね。

 原稿を読むだけでも結構、大変なはずだ。だが不思議なことに、彼女の場合、なんだか楽しそうにも見える。

「彼女は、いい意味でイケイケのノリの良さも備えています。番組でも紹介されていましたが、気持ちのいい“出たがり”です。それも周囲に配慮しつつ、前に前にという姿勢は、アナウンサーにとって武器になります。単なる出たがりになってしまうと嫌われますが、配慮のできる“出たがり”は、同局の水ト麻美アナ(32)にも共通しています。出過ぎて叩かれても、咄嗟に反省して修正できる能力があると思います。それでいて礼儀正しいから、スタッフウケもいいでしょうね。また、見た目は、テレ朝の弘中綾香アナ(28)のような、小動物っぽい可愛さがあります。綺麗すぎず、視聴者に親しまれるチョイ美形。水トアナのような丸顔とか、カトパン(加藤綾子アナ[34])のような日本伝統の下膨れ顔がいい例で、キツネ顔よりタヌキ顔が女子アナではウケがいい。ミスユニバース風のキツネ系美人は、あまりウケないんです。そういった意味では、同局の笹崎里菜アナ(27)やTBSの古谷有美アナ(31)は損をしていますね。さらに河出さんは、女性ウケする性格のように思えます。テレビの視聴率を支配しているのは常に女性ですから、男性ウケだけすればいいものではない。年輩の女性は“ウチの息子の嫁にしたい”タイプかどうか、若い人には“友達にいて自慢したい”タイプです。水トアナは食いっぷりで、有働由美子アナ(50)はわき汗や、ぶっちゃけ話で人気になりましたからね。河出アナは、この先そうしたキャラを前面に出せれば、人気上昇、間違いなしでしょうね」(前出・関係者)

 素質は十分のようで、かなり期待されているというわけだ。ちなみに「深イイ話」終了後の「news zero」を覗いてみると、この日からセットもリニューアル。彼女が担当するカルチャー情報の時には、テラス風(有働アナ曰く“サウナ風”)のベンチに、皆が横並びに座って話すという形に。新人には話をしにくそうに思えるレイアウトだが、海千山千の有働アナの隣で鍛えられていくはずだ。

 ところで、ひとつ気になったのは、10月28日の「深イイ話」で紹介された、彼女がピンチヒッターとなった「ZIP!」出演は9月19日と20日。また、「news zero」デビュー前にスタジを訪ねた時は、「再来週からお世話になります!」と挨拶していたところから、10月14日と思われる。番組冒頭の「8月9日に収録されたものです」っていうテロップは、どういうことなの?

週刊新潮WEB取材班

2019年11月8日掲載

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