高畑充希主演「同期のサクラ」の撮影現場はピリピリムード 原因は久々登場の橋本愛

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テレ朝には負けられぬ

「日テレは今、テレ朝と年間視聴率を巡って鎬(しのぎ)を削っている真っ最中です。特に10月ドラマでテレ朝は、『相棒season18』、『ドクターX~外科医・大門未知子~第6期』、さらに『おっさんずラブ2(副題「in the sky」)』まで組み入れた、最強の布陣で挑んできています。日テレとしては、失敗は許されない。そう考えると、5年ぶりのレギュラーどころか、民放の連ドラで主演の経験もない橋本は未知数で、いきなりの主役は荷が重すぎます。一方で高畑は、『カホコ』の実績もあります。そのため、高畑で行くことになったというのです」(同)

 芸能記者は言う。

「橋本は、そういうこと気にするタイプではないと思います。オファーは殺到しているそうですが、ガツガツと仕事をするタイプではありませんし、軸足は映画ですからね。それに年齢も高畑さんより4つも若いんですから。ただし彼女は、若くして評価された。その名を広めたのは、NHK朝ドラ『あまちゃん』(13年前期)で能年玲奈(現在「のん(26)」)演じるヒロインの親友役でしたが、すでにその前年に公開された映画『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。『あまちゃん』には、演技経験の浅かった能年をサポートする存在として、彼女が起用されたといわれています。それほど演技力には定評がある。だからこそNHK大河にも、『西郷どん』(18年)、『いだてん』(19年)と、2年連続して起用されているのでしょう。むしろ意識しているのは、高畑さんかもしれませんよ。彼女がNHK朝ドラに最初に起用されたのは、『あまちゃん』の後を受けた『ごちそうさん』(13年後期)でしたし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したのは、橋本から4年遅れの『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(16年)でしたから」

 いや、意識しているのは高畑本人ではなく、むしろ高畑の事務所のほう――と言うのは前出の日テレ関係者だ。

「『同期のサクラ』は、橋本演じる百合はじめ、花の名前が付いた同期社員たち5人の成長も描かれる。なので、彼らも宣伝に協力してくれたら、これほど心強いことはない。けれども高畑サイドは、『番組の取材は基本的に主役が受けるので、他の出演者への依頼は断ってください』とまで言い出しているそうです」

 どうりで、現場はピリピリムードになるわけだ。

週刊新潮WEB取材班

2019年10月9日掲載

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