米倉涼子のスケジュールがここ数年「前半海外」「後半国内」と分けられている理由

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英会話の個人レッスン

 キー局関係者が言う。

「もともと、海外志向の強かった米倉さんはヤル気満々。今でも週に2、3回は英会話の個人レッスンを受けているほどです。実際、彼女の毎年のスケジュールは前半は海外関係の仕事、後半は国内の仕事、と色分けされているのです」

 また、アメリカでの活動は事務所の意向でもある。この関係者が続ける。

「演技もできれば、踊れるし、歌も大丈夫。さらに約170センチという高身長で海外の女優にも見劣りしません。今後は舞台を足掛かりにハリウッド映画の主演ができるならやりたい。オファーがあれば、すぐにでも受けるつもりでしょう」

 目標が高いのはいいが、現実の壁も高く、

「過去2回のブロードウェイ主演時には芸能記者らが旅費、ホテル代を事務所負担で招待されたんです。しかし、今回は経費節減の波を受けて、プレスツアーは行われず。今年、女優生活20年の節目に、メディアへの露出も減って寂しい感じでした」(先の記者)

 さらに、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏はハリウッドへの道の険しさをこう指摘する。

「まず、年間を通じてアメリカ中心の生活をすることです。日本人の英語は訛りがあって聞き取りづらく、そうしないと上達しません。それにブロードウェイとハリウッドは別物。西海岸のハリウッドの関係者がわざわざニューヨークに見に来ることは少ないですよ」

 スターが集う最高峰へのハードルは高い。それでもなお目指すのは、「私、失敗しないので」という揺るぎない自信からなのだろうか。

週刊新潮 2019年8月15・22日号掲載

ワイド特集「夏女の打ち上げ花火」より

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