TBSが炎上覚悟で五輪司会を発表したウラ、リストラ「中居正広」の胸中やいかに

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他局は中居を評価!?

 残酷なのは、TBSは7月13日に恒例の「音楽の日」という長時間特番を組み、そのMCを中居と安住が務めたことだ。

「その1週間前に『五輪は安住でやります』と発表したわけですから、中居さんとしても『音楽の日』の出演は辛かったとい思いますね。実をいうと、ここ1、2年、中居さんの『金曜日のスマイルたちへ』の視聴率は低迷しています。TBSは他局に比べ、ジャニーズ事務所のタレントを起用した番組が少ないですからね。ジャニーズ事務所にあまり遠慮する必要もありません。そこで、五輪での中居切りを決断したのでしょう。そう遠くないうちに、中居の『金スマ』も終了するかもしれません」

 TBSはそのために布石も打ってきた。彼のスポーツ番組を長年担当してきたベテランプロデューサーを昨年、番組制作とは関係のない部署に異動させた。この“メッセージ”は中居にとっても強烈だったらしく、前々から「TBSで東京五輪のキャスターは落選するかもしれない」と危機感をあらわにしていたという。

 だが、中居ほどのベテランになると、切り替えも早い。MCの技術に対する自信も誇りも持っている。自分の“商品価値”を知り抜いている。

「中居さんは“TBSショック”を吹っ切ったようで、最近は晴れ晴れとした表情で他局への売り込みを始めているそうです。カギを握るのはテレ朝。中居さんは野球の『侍ジャパン公認サポートキャプテン』に就任しています。11月にテレ朝は『第2回 WBSC プレミア12』を中継しますが、これが“中居効果”で視聴率を稼げば、日テレと視聴率を戦っているテレ朝には吉報でしょう。テレ朝で五輪の総合司会を獲得できるかもしれません」

 ライバルの日テレが中居を起用する可能性も残っているという。

「日テレは東京五輪で上田晋也さん(49)を抜擢する計画があるそうで、そのためにも秋に行われるラグビーのW杯が、上田さんでどれくらい視聴率が稼げるかを見定めたいようです。もし視聴率が悪ければ、東京五輪で上田さんを諦め、中居さんを起用するというウルトラCもあるかもしれません」(同)

 ちなみにリオ五輪で日テレは櫻井翔(37)を、テレ朝は松岡修造(51)を起用した。この2人も、中居にとっては“ライバル”となる可能性がある。

週刊新潮WEB取材班

2019年8月7日掲載

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