ニューハーフものまね「りんごちゃん」がブレイク中 “第2のはるな愛”になれるか

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日テレのイチオシ

「出演番組は、ほぼ日テレ。おそらく、同局のバラエティ班が全力を挙げて売り出しにかかっているのでしょう。3月には『嵐にしやがれ』にゲスト出演し、大野智の前で芸を披露。彼が呆気に取られる姿を映し出し、5月には『行列のできる法律相談所』で“オネエ軍団襲来”と題して、マツコやナジャ・グランディーバとも共演。さらに『ダウンタウンDX』、『さんま御殿』という大物たちの番組にも顔見せをしています。それぞれの番組で、その芸はもちろん、彼女の素性や私生活などを小出しにしながら、売り出している感じですね」(同・芸能記者)

 7月22日の「深イイ話」では、りんごちゃんに密着。自宅や、一緒に上京した親友とのやりとりなども紹介。今年1月に彼女を取り上げた「ウチのガヤがすみません!」のMCを務めるフットボールアワー後藤輝基との、スタジオ裏のやりとりも放送された。

後藤:凄いやん! 密着されて、何の?

りんごちゃん:「深イイ」さん!

後藤:うわ~スゴいな~。「ガヤ」出たのはいつ?

りんごちゃん:5カ月前……。

――半年足らずで密着されるまでになったというわけだが、そこに、横で聞いていた指原莉乃が口を挟む。

指原:今の「『ガヤ』出たのいつ?」って確認は、「オレの力やで」ってアピール?

「さすがのツッコミでしたが、正しくは“日テレの力やで”かもしれませんね。番組では、彼女が下積み時代にドラマのチョイ役で出演していたことも紹介していました。10年前の日テレのドラマで、小栗旬が出ていましたから『貧乏男子 ボンビーメン』でしょうか? 小栗さんの後ろに佇んでいるシーンでしたが、女装とはいえ、今の姿とは似ても似つかないほど痩せていたので驚きました。また14年には『ものまねグランプリ』にも出演していたことも明かされました。すでに見かけはぽっちゃりになっていて、井上陽水の『リバーサイドホテル』を歌っていましたが、今ほどのインパクトはなかったですね。デフォルメなど工夫することで、満を持して世に出たという感じですね」(同・芸能記者)

 番組で、りんごちゃんは昨年30歳の誕生日に、今年ダメなら青森に帰ろうと決意して、まずは人との向き合い方を変えたと、その思いを吐露した。

「大友康平さんや武田鉄矢さんの野太い声でのものまねを積極的にやるようになったのは、その思いがあったからなのでしょう。日テレも、当たると見れば全プロデューサーが食らいつくところがありますからね。ブルゾンちえみの時もそうでした。りんごちゃんは、可愛いけれど、ちょいブスで、ちょい太りという、渡辺直美パターン。ニューハーフとしては、はるな愛と似てますね。“エアあやや”など可愛らしく演じていたかと思えば、本名の大西賢示に戻って男言葉のダミ声を発するギャップが面白がられました。もちろん、りんごちゃんの場合はプロのものまね芸人ですから、500人分もあるというレパートリーを磨き上げることで、活躍の場を増やしていくはずです」(同・芸能記者)

 唯一気になるのが、まだしゃべりにそれほど慣れていないこと。彼女が初めて「さんま御殿」に登場した7月16日放送では、“お笑い怪獣”さんま師匠の食い付きが、それほどでもなかった。

 しゃべりも身につけたら、さらにBIGな存在になること間違いなし。

週刊新潮WEB取材班

2019年8月3日掲載

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