稲田朋美率いる「女性議員飛躍の会」がぶっ飛びすぎ

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 自民党の女性議員たちが結成した議連、その名も「女性議員飛躍の会」が、どうにも迷走状態なのだという。

「この議連は、今年3月に稲田朋美・筆頭副幹事長らが設立したもので、5月29日には政策提言書も出しています」(政治部記者)

 しかし、その活動ぶりは首を傾げるものばかりで、

「稲田さんらは、党本部7階の709号室を拠点として使っています。そこをナンと女性議員の託児所にしてはという意見がメンバーから持ち上がりまして」

 と語るのは党関係者。

「で、子どもの世話を秘書らに輪番でやらせるという案が出たのです。でも、何かあったら誰が責任をとるのかとの声を受けて、ほどなく雲散霧消することに」

 挙げ句は、

「部屋にコーヒーメーカーを置きたいよねといった無意味な意見まで。昼時の勉強会ではカレーなどが出されるのが通例ですが、“女性議連なんだからインスタ映えする昼食を”なんて大真面目に言い合っている」

 この議連、党の正式機関である女性局とはライバル関係にあるとされ、

「先の統一地方選の前、709号室に女性局製作による必勝祈願のポスターが掲示されたのですが、それを稲田さんが“なぜここに貼るのよ”と激怒したのです」

 ポスターの中央には微笑む女性局長、そう、三原じゅん子参院議員の写真が。

「要するに現状は、三原さんと稲田さんの主導権争いの様相を呈しています」

 稲田議員はこの点、

「怒ってなどいないし、敵対心もない。党に女性組織が複数あるのはいいこと」

 一方の三原議員は、

「正式な組織である女性局とは立場が異なるのでコメントすることは何もない」

 高みからそう一言。何やら不穏な雰囲気は消え去りそうにないのである。

週刊新潮 2019年6月13日号掲載

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