阿部慎之助、400本塁打達成で「ポスト原」レースの大本命に?

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 巨人の阿部慎之助(40)が通算400本塁打を達成した。

 6月1日、東京ドームで行われた対中日戦、5回から代打で途中出場した阿部は、6回同点の場面で右翼にソロ本塁打を放った。

「これでめでたく引退できる環境が整いました」

 と大手紙G番記者が語る。

「阿部が“引退説”をはねのけて現役を続けてきたのは、この“400本塁打達成”のためといっても過言ではありませんからね」

“400本塁打”はプロ野球史上19人目だが、捕手で達成したのは野村克也、田淵幸一以来、3人目の快挙。阿部は昨年10月4日に399号を放ってシーズンを終えていた。さすがに“大台まであと1本”では、引退も二の足を踏むだろう。

 引退といえば5月20日、同じ巨人の上原浩治(44)が現役生活に終止符を打った。

「会見で次の目標を問われた阿部は“ビールかけをしたい”と言ってましたから、上原のようにシーズン途中で引退することはなさそうです」

 だが、

「“引退試合に向けて、キャッチャーの練習もしないと”とも。今季限りでの引退は濃厚です」

 阿部の引退――それは次期監督レースにも大きな影響を及ぼす。

 監督候補筆頭の松井秀喜(45)は、要請を固辞し続けており実現可能性は低い。上原は候補の一人だが、メジャー挑戦時に生まれた球団との確執は今も禍根を残しているという。

 そこで大本命に躍り出たのが阿部である。

「引退と同時にコーチに就任し、師である原監督に帝王学を学ぶ。そして折を見て“後継指名”という流れになりそうです」

 ゴールは“監督の椅子”。スキャンダルで転ばぬようご用心。

週刊新潮 2019年6月13日号掲載

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