統一地方選で躍進「NHKから国民を守る党」で内ゲバ勃発! 原因はカネか思想か?
NHKとの契約・受信料の支払いは国民の義務ではありません!
たったこれだけのスローガンを掲げ、統一地方選に打って出た「NHKから国民を守る党」(以下、守る党)という政党をご存知だろうか。世の中で、NHK嫌いの人はかなりいるらしい。47名が立候補し、なんと26名も当選。所属議員も3倍になるという大躍進を遂げたのだ。
ところが、喜んだのも束の間、早くも離党議員、除名議員が続出し始めているという。一体、何が起こっているのか、党代表の立花孝志氏(51)に聞いた。
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「公約はただひとつ。NHKをぶっ壊す!でございます」
立花代表自身が、よりによってNHKの政見放送でこう訴えたのは16年8月の東京都知事選だった。話題にはなったが、当時は泡沫候補扱いで落選。その後、埼玉や兵庫などで市議会議員候補者を当選させ、立花氏自身も東京都葛飾区議となり、所属議員は13名にまで増えた。
そして、先月の大躍進。朝日新聞(4月27日付)も「『NHKから国民を守る党』 統一選躍進、参院選擁立へ」として記事にしたほど、世間の注目を浴びた。
〈今月の統一地方選でNHKへの批判を唯一の政策に掲げた政治団体「NHKから国民を守る党」の公認候補26人が当選した。所属する地方議員は選挙前の13人から39人に大幅に増え、26日には今夏の参院選に候補者を擁立すると発表した……〉
ところがこの2日後の29日、豊島区で当選した守る党の区議が離党を発表したのだ。その公式ホームページには、以下のように離党の理由が示されている。
・本来供託金とは政治家になりたい強い意志を持つ者が自腹で用意すべきものなのに、候補者には負担させず現職議員のみに負担を強要
・参院選に10名の立候補者を出すことに対して、党全体の総意を確認することなく、費用を負担させようとしている
・参院選候補者を独断で選定
・軍資金を確保してない状態にも関わらず、参院選立候補の記者会見をしてしまう無謀さ計画性の無さ
・前々彼女と現彼女がその中に含まれる非常に私的なもので、男女関係に潔癖でない自分もドン引き
・4月27日総会のやりとりで、130万円を供出しなければ除名すると脅迫
・4月29日「130万円出さない議員は除名します」というタイトルの脅迫動画を上げた
どうやら、立花代表が夏の参院選に擁立する候補者たちの供託金を、今回当選した議員たちから集めることに反発。離党することになったようだ。
30日には杉並区で当選した守る党の区議が、立花代表に意見したところ除名されたと発表。5月6日現在、同党を去った議員は6名にも上る。これでは大躍進どころか、早くも瓦解寸前ではないか。さぞや、立花代表も頭を抱えているはずである。
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