「これを走るとまた強くなっちゃうね」小出義雄さん 選手に愛された“常識外れ”の指導法

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 女子マラソン界の「名伯楽」として知られる小出義雄さんの死を惜しむ声が各界から止まない。実績に加えて、明るく陽気な人柄が接した多くの関係者を魅了したからだろう。

 小出さんの指導法もまた、昔ながらのスパルタ式とは一線を画した、明るさを感じさせるものだった。ノンフィクション作家、黒井克行氏が、スポーツ界の名指導者たちの取材をもとに執筆した近刊『指導者の条件』を締めくくる最後の人物として取り上げたのが、小出さんである。

「これを走るとまた強くなっちゃうね」という小出さんの言葉をタイトルとしたこのノンフィクションには、小出さんの「ホメ続ける」力がいかに突出したものだったか、という視点で書かれている。...

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