「シャネル爆買い」理事長夫人の私的流用で日本屈指のセレブ病院が破綻危機

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理事長を直撃すると…

 そもそも、東京ハートセンターは病床数88で、年間売上は30億円から40億円。もう一つのさいたま記念病院は病床数199で24億円ほどである。

 病院関係者がさらに語るには、

「病院経営は世間で思われているほど儲かるものではありません。というよりも、医療で儲かってはいけないのです。利益率は2~3%が一般的で、ベッド数が500床以上の大型病院でなければ、なかなか5%は達成できない。でも、東京ハートセンターにしろ、さいたま記念病院にしろ、普通に経営すれば平均以上の利益を出せるだけのポテンシャルを持っています。でも、容子夫人がこれほどの乱脈経営を行えば、経営危機になるのは当たり前です」

 では、当の遠藤理事長は、妻が病院の資金を私的流用していると指摘されていることについて、どう答えるか。

 自宅ガレージで、BMWに乗り込もうとしたところを直撃すると、

「何もお話しすることはありません……」

 と、しどろもどろ。

 どうやら、妻に降りかかっている疑惑をなにもご存じない様子なのである。

 しかし、その後、弁護士を通じ、次のように回答を寄せた。

「東京ハートセンターとさいたま記念病院の間で精算をすべき金銭のやり取りが発生しているのは事実ですが、いずれも使途は明確であって、使途不明金ではありません。そもそも、遠藤容子氏がさいたま記念病院の口座から私的に金銭を引き出したなどということはあり得ないと考えております」

 とのこと。

 一方、容子夫人にも話を聞こうと携帯電話に連絡したものの、

「その件について、いまここではお話しすることはできないので」

 と、一方的に通話を切られてしまった。

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