日テレ、テレ朝ではなく、TBSが4月第1週で視聴率2冠の怪 「志村けん」が貢献

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現場から不安の声

 2018年度(18年4月2日~19年3月31日)の視聴率(ビデオリサーチ調べ:関東地区・以下同)は、日本テレビの5年連続3冠達成で幕を下ろした。だが、2位のテレビ朝日が猛追しており、月間平均視聴率ではテレ朝が上回る月もあった。19年度はデッドヒートが予想され、目が離せない状況だ。

 そんな中、今年度の行く末を占う4月第1週(1~7日)の視聴率が発表された。全日(6~24時)、ゴールデン(19~22時)、プライム(19~23時)のうち、ゴールデンとプライムの2冠を制したのは、なんとTBSだった――何があったのか?

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 TBSはゴールデンが10.9%、プライムが10.8%だった。2位に甘んじた王者・日テレはゴールデンが10.5%、プライムが10.6%。それぞれ0.4ポイントと0.2ポイントの差をつけての勝利である。TBSの2冠なんて、あまり記憶がないが……。

「そうでしょうね。ゴールデンとプライムでTBSがトップを取ったのは、15年11月の第3週以来、約3年半ぶり。4月第1週での2冠となると、実に10年ぶりの快挙ですから」(他局プロデューサー) 

 ビッグハット(TBS社屋の愛称)の中ではお祭り騒ぎになっているのでは?

「それはどうでしょうか。あくまで番組改編期の特番編成による結果です。レギュラー番組が始まれば、日テレとテレ朝の争いに戻ると思います」(同)

 とはいえ、この時期、各局とも特番を組んで勝負した結果である。令和のTBSは、平成とはひと味違うということではないのか?

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