「終活ライター」が父を亡くしてやっとわかったこと~息を引き取り、葬儀を終えるまで

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「旦木博雄さんのご家族の方ですか?」

 突然スマホに名古屋の市外局番「052」で始まる番号が表示された。電話に出た途端、相手が父のフルネームを口にしたことに面食らい、続く言葉に血の気が引いた。

 終活ライターとして約3年間、葬儀やお墓、仏壇や介護など、さまざまな情報を得、学んできたにもかかわらず、動揺する自分に驚いた。

  前編では、1月24日に父が倒れ、「保って1週間」と宣告されたため、急遽名古屋へ帰り、まだ父らしさの残る父に会えて安堵したのも束の間、容態が安定せず、母までが不安定になり、私自身が苦しくなっていくまでを振り返った。...

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