小川彩佳アナに「恩人」田原総一朗が“ジャーナリストの素質アリ”と太鼓判

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 異例中の異例、掟破りの移籍には違いない。テレビ朝日からの電撃寿退社を発表した小川彩佳アナ(34)は今夏にも、TBS「NEWS23」のメインキャスターに起用されるという。テレ朝内の怨嗟の声をよそに、彼女はブログに「始まりも終わりも田原総一朗」と綴った。その真意とは――。

 一般男性との結婚を機に、今月いっぱいでテレ朝を退社し、フリーになる小川アナ。2011年4月から昨年9月までの7年半、「報道ステーション」のキャスターを務めていたのはご存じの通りだ。

「彼女が入社後すぐに抜擢されたのが、『サンデープロジェクト』のサブMC。その番組で、メインMCだった田原総一朗さんの影響を受け、報道志向を強めていったのです」

 とは、テレ朝の局員。

「その後も、『スーパーJチャンネル』のフィールドキャスターなど一貫して報道畑を歩んできました。彼女はウチを退職後わずか数カ月で、報道ステーションのライバル番組『NEWS23』のメインキャスターに就任するわけです。でも、彼女一人でそのような決断ができるはずもなく、相談役がいるのではないかと言われていました。それが、田原さんではないかと。これまでも、彼女はことあるごとに田原さんに相談を持ちかけていたのです」

 実際、フリーへの転身を勧めたのは田原氏だったのか。

 田原氏本人に聞いてみると、

「小川さんから、事前に相談をされたりはしていません。ただ、“フリーになることにしました”という報告を受けて、“それはとっても良いことだ”という返事はしました。局アナは定年近くなると、局もだんだん使いづらくなってきたりしますから」

 彼女の仕事ぶりも評価しているという。

「長所は、出演者の話にはっきりと反応を示すことです。例えば、『サンプロ』で痴漢冤罪被害者の男性がスタジオ出演したときに、その話を聞いて彼女は泣きました。だいたいのアナウンサーはなんの反応も示さず、賛成なのか反対なのか、あるいは感動したのかわからないのです」(同)

 小川アナのテレ朝最後の仕事が、「田原総一朗の全力疾走スペシャル」(BS朝日、3月17日放送)。そのため、彼女は退社報告のブログに〈私の局員人生は、田原さんに始まり田原さんに終わるということになりそうです〉と書き込んだのである。

「その特番でも、僕がジャーナリストとして番組に命を懸けて取り組んでいるという話をしたときに涙を流していた。そうした感性が重要なのです」(同)

 小川アナがフリーになったのは、田原氏のようなジャーナリストを目指すため!?

週刊新潮 2019年3月28日号掲載

ワイド特集「陽のあたる場所」より

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