住みたい街は性犯罪多発地域、狙われる物件の共通点は 一人暮らし「都会の死角」ガイド

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犯罪認知件数ランキング、上位には意外にも…

 掲載の「犯罪認知件数ランキング」をご覧いただきたい。歌舞伎町などの歓楽街を抱える新宿区が1位なのは頷けても、2位には住みたい街ランキング(行政区別)でもベスト2の世田谷区がランクイン。同じく住みたい街上位の恵比寿を抱える渋谷区が3位で、二つの区は「強制性交等」や「侵入窃盗」のワースト5にそれぞれ名を連ねている。

 改めて清永氏に訊(き)くと、

「世田谷区など若い人たちが住みたい街は、一方で性犯罪が多いエリアであることを知っておくべきです。若い女性が住んでいる割合が高く、閑静な住宅地は逆に入り組んだ細い道が多いなど、犯罪者にとって好都合な条件が揃っています。特に引っ越したばかりだと土地勘もありませんから、新生活の始まる4月は要注意。怪しい人と遭遇したら、明るい幹線道路の方向へ逃げないといけないのに、暗い路地の奥へと進んでしまうミスを犯しやすいのです」

 研究の過程で犯罪者から聞き取りを行ってきた清永氏は、彼らが狙う街や住まいに共通点があると続ける。

「物件選びで観察して欲しいのは、ゴミ捨て場や駐輪スペースです。無秩序に荒れていて、管理が行き届いていないと、犯罪者たちから“防犯意識が薄い”と思われ目をつけられやすくなる。またオートロックがついているからといって安心してはいけません。非常階段や隣接する建物の2階から侵入されないか、しっかり確認すべきです」

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