NHK「井上あさひ」アナを深夜枠に、平日夜11時台“ニュース戦争”に勝算アリ

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 苦戦が続く有働由美子アナの日テレ「news zero」。TBS「NEWS23」はテレ朝を退局する小川彩佳アナをキャスターにとの報道も。熾烈さを増す平日夜11時台の“ニュース戦争”。そこに4月から新たな参戦者が登場する。NHKのクールビューティ、井上あさひアナ(37)だ。

 現在この時間、NHKは「ニュースチェック11」を放送しているが、春の改編で一新。土日、祝日の「ニュース7」キャスターを務める井上を抜擢し、全くスタイルを変えた「ニュースきょう一日」を放送する。

 11時20分から15分ほどの番組であるが、NHKには“勝算”の思惑があるようだ。局の関係者が、その内情を明かしてくれた。

「今の『チェック11』はセットをラジオのDJブース風にしたりバラエティ色濃く作られていました。でも視聴率は3%止り。上層部は猛省したんです。この時間の主な視聴者を精査したところ勤めから帰った中高年男性だったことを重視。一日の主な出来事をシンプルに分り易く、美人が優しい語り口で伝えるのが一番と考えたんですよ」

 井上といえば、同じく看板アナの桑子真帆や近江友里恵らと違い、マジメな堅いイメージで知られる。が、男性からの支持は厚い。昨年の「好きな女性アナウンサーランキング」では8位、桑子らを抑えNHKでトップだ。

「特に中高年オジサン受けは抜群。打ってつけの人選、番組といえるでしょうね」

 とは、女子アナウォッチャーの上杉純也氏。

「『news zero』の敗因は、コメンテーターの人選をはじめ若い層に媚びるように作られているところ。そもそも有働さんは主婦層や高齢者に人気が高い人でしょう。オジサン達は愛嬌より一見近寄りがたそうな女性に惹かれるんです。美脚を見せてくれるセットにでもしたら、皆イチコロ。有働さんに止めを刺す“最終兵器”となるかも」

“深夜ニュース戦線”に異状あり――。

週刊新潮 2019年2月28日号掲載

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