原作者も太鼓判押す「木村佳乃」のハッチャけ“後妻” 三枚目キャラ話題

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 ド派手な化粧に凄味をきかす関西弁、舌を出してヘン顔したかと思えば、大股広げて悪態をつき、鼻の穴を膨らませタバコの煙をふきかける……。仮にも正統派で鳴らした女優のハッチャけた“悪女”ぶりである。

 木村佳乃(42)主演、今クール民放ゴールデン枠連ドラの最後発「後妻業」(フジ系火曜21時)が、初回視聴率、関東で8・7%、関西では13・7%と、まずまずのスタートを切った。

 原作は直木賞作家の黒川博行氏による同名小説。資産家の独身高齢者に近づき財産を奪って殺す結婚詐欺女を、リアルに描くサスペンスだ。2016年には映画化もされ、この時は大竹しのぶが主役を演じた。

「映画での大竹さんの毒婦役は本当に“エグく”、迫真の演技でした。さすがに同じようには無理と、今回はコメディ色を強め、木村さんの大胆に羽目を外した演技となったようです」

 とは、さるテレビ誌記者。

〈悪ノリしすぎで原作のイメージを損なう〉〈演技が軽く、関西弁もヘン〉なんて厳しい声も多いようだが、原作者の黒川氏の感想は、

「木村さんのこれまでにないハジケた演技、面白かったですよ。原作に近いのは大竹さんなんでしょうが、ドラマは全く別もの。今後の展開が楽しみです」

 前クールでは正反対の耐える女、不倫“サレ妻”を演じていた木村。またその一方で、民放バラエティではヘビの燻製を食べたり、女相撲をしたりと、お笑いタレント顔負けの三枚目キャラも晒(さら)し話題を集める。

「今回のドラマも、木村さんのバラエティで見せるコミカルな面を見込んでの抜擢だったんでしょうね。自分の売り出し方が上手というか、したたかな方なんです」(先のテレビ誌記者)

 春まで、どうハッチャけてくれるか――。

週刊新潮 2019年2月7日号掲載

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