2万円チケットも即完売 ARイケメン「ARP」が熱狂的女性ファンを虜にする理由
ヴィジュアル、ダンス、歌、トークスキル、すべてが完璧
イケメン4人組からなる「ARP」は、エイベックスに“所属”するいま注目の次世代アイドルだ。抜群の歌唱力とダンス、そしてとぼけたトークで会場を沸かせる彼らは、この1月に横浜文化体育館での5千人規模のライブを成功させたばかり……。実はこのARP、実在するアイドルではなく、バーチャルな存在だ。にもかかわらず、ライブのチケットには最高で2万円もの値がつき、かつ即ソールドアウト。熱狂的な女性ファンを持つ彼らの魅力とは。
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2次元でも3次元でもない、現代技術が生んだ新たなアイドルが「ARP」（AR パフォーマーズ）だ。ARとは、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねた技術のことで、一般的に「拡張現実」と訳される。
これまでは画面越しに見ているだけだった2次元キャラクターが、いまや画面を飛び越え、目の前で踊り、話しかけてくれるようになったのだ。
ARPの生みの親である内田明理プロデューサーは、2016年の公演で初めてARPをお披露目したときの観客の反応について、こう振り返る。
「最初はお客さんもポカーンという感じで、一体なにが起きているかわかっていないようでした。ただ映像を見せられているだけという反応です。でも、ARPが一人のお客さんに誕生日を訊ねて会話を始めると、会場にいた皆さんはやっと、ライブがリアルタイムで起こっていることなんだと認識してくれましたね」
16年のデビュー以来、すでに4枚のミニアルバムをリリースしてもいる。とりわけ女性たちが夢中になる理由について、内田氏はこう分析する。
「ヴィジュアル、ダンス、歌、トークスキルなどをすべて兼ね備えたスーパーアイドルを、運営が自由にデザインできますからね。しかも、そのヴィジュアルは永遠に保たれますし、“中の人”もその道のプロの方を揃えているので、ダンスも歌もトークも限りなく100点を目指せるアイドルだと僕は思っています。スキャンダル写真をSNSで拡散される心配もありません」
スキャンダル発覚によってファンを失ったアイドルは多いが、そういう意味ではARPはファンを裏切ることはないわけだ。
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