浜崎あゆみ、布袋寅泰、GACKTが“被害者仲間” 金銭トラブルに巻き込まれ

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 トランプ大統領と金正恩委員長、大富豪カルロス・ゴーン氏と「ちょろまかし」。決して交わることがないと思われていたものが、電撃的に結びついた2018年。そして新年、今度は芸能界に意外な「点と線」が浮上した。GACKT(45)、浜崎あゆみ(40)、布袋寅泰(ともやす)(56)。ミュージシャンであること以外に共通点のなさそうな彼らが、「金銭トラブル」というキーワードで繋がっていたのだ。

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 もはや元日の風物詩となった感のあるテレビ朝日系の「芸能人格付けチェック!」。何といっても同番組の売りは、音色から味まで、何でも違いを見極めてしまうGACKTの“活躍”である。今年も彼はあらゆるものの差異を感じ分け、「個人58連勝」という記録を打ち立てたのだが、ここでひとつの素朴な疑問が生じる。どうしてGACKTはテレビ番組だと違いを見極められるのに、現実社会ではそれができないのだろうかと。

 昨年、彼が広告塔的役割を果たした仮想通貨「GACKTコイン」にケチがついたことは記憶に新しいが、遡れば16年夏に5人の逮捕者が出た投資詐欺にも引っ掛かり、彼は大損していたのだ。つまりGACKTは、娑婆のカネにまつわる話では「2連敗」しているのに、テレビに出ると途端に連勝し続けるという「矛盾」を露呈しているわけだ。

 それはさておき、件(くだん)の投資詐欺を振り返っておくと、投資コンサルタント会社「クエストキャピタルマネージメント(以下、クエスト)」が、運用実態のないファンドに、約60人から113億円もの金を出資させ騙(だま)したというもの。そしてその出資者の中に、GACKTや布袋といった有名芸能人が含まれていたため、当時世間を騒がせる事件となった。とはいえ、2年半前の話。過去のことになっているはずだったのだが……。

 話は変わって昨秋のこと。本誌(「週刊新潮」)11月8日号は、次のように題した記事を掲載した。

〈被害額50億円「インチキ会社」の決算書に「浜崎あゆみ」〉

 その概要は、「イプシロン・スクエアード(以下、イプシロン)」なる会社が高利回りを売りに怪しげな無担保社債を勧め、当然のようにそれが焦げ付き、被害総額は50億円近くに達しているとされる騒動。さらに浜崎あゆみが南青山の自宅を売却する際、イプシロン・グループが買い手として手を挙げながらドタキャンする。浜崎は違約金5500万円の支払いを求めたもののイプシロン側はなかなか応じず、弁護士が登場して回収せざるを得ない事態にまで発展したのだった。浜崎の所属事務所は、

「売れると思った物件を売れずに、いやな思いをしました」

 とのコメントを寄せ、「被害者」であると告白した格好だが、対するイプシロンの社長は社債被害について、

「みなさん(支払いを)待ってくれているので、被害者はいないんです」

 と、本誌の取材にシラを切ったというのが事のあらましである。

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