NGT48「山口真帆」暴行事件、スタッフの“情報統制”に騙されたスポーツ紙

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小倉智昭の指摘が話題

 更にNGT側は失態を重ねる。NGT48を運営するAKSが公式サイトで事件について報告するのだが、これも批判の対象になってしまったのだ。日刊スポーツの記事「暴行被害山口真帆がNGT公演登場」(1月11日)をご覧いただこう。

《男らに自宅を教えるなど、犯行を手引きしたメンバーの存在を山口が指摘していることについて、AKSは「メンバーの1名が、男から道で声を掛けられ、山口真帆の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまった」と説明。逮捕(その後不起訴)された2人を含む、事件に関与した3人のイベント等への出入りを禁止とすると発表した。今後はメンバーへの防犯ベルの支給、自宅周辺への巡回の徹底など、再発防止策に務めるとしている》

 にわかには信じがたい「男から道で声を掛けられ」という説明に、「出入り禁止」という甘いペナルティ、防犯ベルの有効性など、ネット上を中心に異論が噴出。納得ができないファンなどが中心となり、NGT支配人の辞任を求める署名活動が行われている。

 日刊スポーツが1月12日(電子版)に報じた「NGT支配人辞任など求め署名運動、賛同者5万迫る」をご覧いただこう。

《メンバーの関与が明らかになったが12日午後7時現在、NGT48劇場の今村悦朗支配人は謝罪コメント等を発表していない。そうした状況にネットでは同支配人の辞任と、運営スタッフの公式な場での謝罪を求める署名運動が始まった。危険にさらされつつ山口がとった勇気ある行動とは対照的に、誠意ある対応を見せない責任者、スタッフらへの怒りからか、12日午後7時の時点で賛同者は4万7000人を突破した》

 新聞社を騙すと後が怖いということがよく分かるが、この今村支配人、やはり評判は決して良くはないようだ。

「女性関係が派手だという話と、最近は特に増長しているという指摘は、よく耳にします。新潟市民の皆さんにとって、NGT48は街の誇りです。どうしても今村支配人に感謝の気持ちが強く出てしまう。どこに行っても歓待を受けるわけですから、勘違いしないほうが不思議なのかもしれません。ある人が『今村さん、新潟市長になれますね』とお世辞を言ったら、『市長じゃなくて知事だよ』と答えたそうです」(同・芸能担当記者)

 一度でも不信感を持たれてしまうと、払拭は難しい。AKSの発表した「メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、山口真帆の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまった」という説明が、結局は最後まで尾を引きそうだ。

「情報プレゼンター とくダネ!」(フジテレビ系列:月〜金・午前8時〜午前9時50分)で司会の小倉智昭(71)は11日の放送で、「メンバーの1人が街で男に声を掛けられて、『まほほん、何時に帰る?』って『何時です』って言いますか?」と疑問を表明。大きな話題になった。

 今日の日曜には同じフジテレビ系列で「ワイドナショー」(午前10時〜午前11時15分)が放送され、指原莉乃(21)が出演予定だとされている。反響が大きくないはずもなく、当分、暴行問題の報道が収まることは考えにくい状況だ。

週刊新潮WEB取材班

2019年1月13日掲載

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