絶好調「ムロツヨシ」の“人たらし”伝説 武田鉄矢とごたいめ~んでスタッフは大爆笑

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 昨年(2018年)10月期ドラマで大活躍したムロツヨシ(42)。ヤンキーギャグドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)では、“金八先生”そのままの扮装で、口ばかりの軽~い教師を演じた。その一方で、純愛ラブストーリー「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系)では、若年性アルツハイマー病に犯された戸田恵梨香(30)を支える恋人を演じて視聴者の涙を誘った。

 CMでは石田ゆり子(49)の夫役も演じている。見た目は思い切り三枚目だが、二の線も演じてのけるムロ。さまざまな仕事にお声が掛かるのは、むろん演技力あってこそ。だが、加えて「類い希なる人たらしな人柄」がムロの武器という――。

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 ムロツヨシなる役者の名を一躍広めたのは、17年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」だろう。マイナーな井伊直虎(柴咲コウ[37])を主人公に、得てして小さくなりがちな物語にあってエンターテインメント性を発揮していたのがムロだった。

「NHKのコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』などにも出演していましたから、コメディアンだと思っていた人もいるんじゃないでしょうか。それが大河で、やり手商人の瀬戸方久を見事に演じてみせた。この年は映画『銀魂』(福田雄一監督[50])などもヒットし、役者・ムロツヨシの名を知らしめました」(芸能記者)

 おかげで「日経エンタテインメント!」が発表した17年版のタレントパワーランキング(男優編)で47位にランクイン。さらに18年版では5位にまで急上昇したのだ。

 民放関係者は言う。

「昨年は、まったく毛色の違う2つのドラマを、同時に演じてみせましたからね。片やコメディ、片やシリアスな純愛もの、というギャップは大きかった。本人は“喜劇役者”を称していますが、これで何でも演じられるオールマイティな俳優という印象を視聴者に植え付けました。それはスタッフにとっても同様です。今回の『大恋愛』でも、ムロさんは終始現場を盛り上げていたので、戸田さんはじめ俳優たちの雰囲気も良く、スタッフからの絶対的な信頼を勝ち得ていました。打ち上げでは、監督が『こんないい作品は二度と撮れない』と涙まで流したそうですからね。ムロさんも2つのドラマに同時に出て大変だったでしょうけど、さらに別の現場へも顔を出して人脈を広げていたんですから大したものです」

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