「水卜麻美」アナのインスタ開設が遅れた日テレの事情 フリー転向封じの声も……

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SNSで“運命共同体”となった4人のアナ

 確かに水卜アナにとっては、心のオアシスなのかもしれない。しかし端から見れば、これほどまでに詮索されるのであれば、Instagramなど止めたほうがいいのではないかと思ってしまう。

 だが彼女にとっては、勝ち取った“成果”であるようだ。日本テレビの関係者が明かす。

「他局の中には、SNSに寛容なキー局もあります。ところが日テレは、アカウントの開設が許されなかったんです。理由は単純で、部長が禁止していたからです。それが今年7月になると、水卜さんを含めて4人のアナウンサーにSNSのアカウント取得が認められました。この理由も単純で、人事異動で部長が替わったからです」

 ここで言う「部長」は、アナウンサーが就く「専門部長」ではない。SNSにゴーサインを出した部長は、プロデューサー畑を歩み人気番組の制作に携わっていた、社内の人望が高い男性だという。

「部長として初めて転属すると、アナウンサーは『このチャンスを逃すな』という状態になったようです。『SNSのアカウントを開設したい』と訴えた結果、水卜麻美、森圭介、青木源太(35)、岩本乃蒼(27)の4人のアナウンサーに許可が下りたんです」(同・関係者)

 ここで、4人のアナウンサーによるSNSの開設状況や、フォロワー数の現状などを表にまとめてみた。

「許可を出すのに紆余曲折があったわりに、何を投稿しても自由です。本人の自己責任に任せています。実際、日テレでもSNSを原因にしたトラブルは起きました。社員が亀梨和也さん(32)を批判したとも取れるようなことをTwitterで呟き、問題になったんです。実際、処分として異動になったと聞いています」(同・関係者)

 SNSを開設するということは様々なリスクを伴うわけだが、それでも4人のアナウンサーがアカウント開設に踏み切ったのは、やはり独立と無関係ではないようだ。

「SNSは使い方さえ間違いなければ、強力な武器になります。日テレのアナウンサーという知名度を活用し、個人の発信力を飛躍的に高めることが可能です。もしフリーになった場合、イベント告知にも有用でしょう。すぐに4人がフリーになるということはないかもしれませんが、4人が独立も視野に入れている、もしくは常に独立を想定しているのは間違いないと思います」(同・関係者)

 一方の日テレにとっては、“ガス抜き”という側面もあったようだ。会社としての意図は真逆で、「フリーを思いとどまらせる」ためにSNSを許可したという。

 日テレはアナウンサーの“大量退社”の憂き目にあっている。具体的には、10年に脊山麻理子(38)、11年に羽鳥慎一(47)、西尾由佳理(41)、夏目三久(34)という具合だ。フリー組の活躍を見れば、日テレが失ったものの大きさが分かるというものだ。

「原因は明白で、前のアナウンス部長が厳しかったからです。そのために今回の件に関しても、SNSの開設を認めなければ、再び大量退社が勃発してしまうという危機意識はあったと思いますね」(同・関係者)

 こんなことからSNSをスタートさせた4人だが、結束は固く、“運命共同体”的に密接な関係を築いているという。「不倫」という声も出てしまう原因というわけだ。

 このまま4人が力を合わせて日テレ社内で活躍するのか、はたまた――。相当な数の人々が注目しているはずだ。

週刊新潮WEB取材班

2018年12月31日掲載

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